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マンガ家Mの日常
ついさっき見て、これ、あんまりじゃないかと思ったんで、急ぎ書く。

第3話「テロリストの母」

中年女性メアリーがオリヴィアの事務所に仕事の依頼に訪れる。
息子のクリスがテロリストとしてFBIに殺された事が納得できず、
真相を調べてもらいたい、というもの。
FBIは母親のメアリーに、情報を全く開示していなかった。
思い余ったメアリーは爆弾ベストを装着して、議員を脅しに行く。
オリヴィアは慌てて現場に駆けつける。
FBIと情報開示の取引をして、メアリーに現場にいた職員を解放させる。
ところがFBIは約束を反故にしてしまう。
オリヴィアは部下達と連絡を取り、大統領に真相を話させる事に成功する。
その真相とは、クリスはCIA諜報員で、
スパイとしてイスラム系テロリストグループに潜入していたというものだった。
クリスが殺されたのは明らかにFBIのミスだった。
しかし、真実を明かせば、現在テロリストグループに潜入している
57人のCIA諜報員達の命が危ない。諜報活動にも支障をきたす。
大統領は電話でオリヴィアに真相を告げるが、
メアリーには黙っておくよう指示する。
果たしてオリヴィアは?

オリヴィアはメアリーに、息子はテロリストだった、諦めるように、と話す。
現場に残っていたオリヴィアと議員は解放されるが、
絶望したメアリーは一人議員室に残って自爆して死んでしまう。

えっ!?
オリヴィア、あんたさっきからずっとメアリーを助けるような事言っておいて、
最悪の判断を下しちゃったじゃないのさ。
潜入しているCIA諜報員の事があるにしても、
あんたのクライアントはメアリーなんだから、
メアリーの利益を最優先しなきゃでしょ。
25000$の代金も先にもらってるんだし。

もう、この女、一瞬も信用出来ない。

おまけにドラマはオリヴィアの父親イーライの問題をすぐさま繋いで、
ついさっき死んだメアリーの事はどこかに消え去り、
オリヴィアが悲劇のヒロインになっている。
なんか、許せん。

オリヴィアが事務所に戻ると、部下のハックが憔悴した表情で待っている。
イーライは影の秘密工作部隊の指揮官で、ハックはその部下だった。
ハックはチーム離脱後もトラウマに苦しめられていて、洗脳状態が抜けきれず、
今もイーライの命令で人を殺して来たところだった。
人殺しさせられて、ハックが可哀想、
...って、おいおい!
殺人は殺人だし、殺された側の身にもなってみろっての。

もう、毎回毎回、自分達が悲劇のヒロイン、ヒーローで、可哀想、
自分達さえ上手くいけば、クライアントや関係者がどうなろうと構わない、
そーゆードラマの進行、なんとかならんのだろうか。

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