ガイ・リッチー、監督、脚本作品。


ミッキーは大麻の栽培と売買で巨万の富を築いていたが、
裏社会の仕事に疲れ、引退を決意。
アメリカの富豪マシューにビジネスを４億ポンドで売り渡す交渉を進めていた。
中国系マフィアからも、脅しと共に買い取りの申し出があった。

地元の青年ギャング集団トドラーズが大麻工場の１つを襲撃。
マシューはビジネスにケチがついたとして値切り交渉を持ちかける。
タブロイド紙の編集長ビッグ・デイヴは探偵フレッチャーを雇って
ミッキーの周辺を探らせていた。
様々な情報を掴んだフレッチャーは、ミッキーの右腕レイモンドに、
２０００万ポンドで情報の買い取りを持ちかける。

トドラーズの兄貴分のボクシングコーチはレイモンドに謝罪し、
ミッキーの仕事を請け負う事で赦しを乞う。
レイモンドとコーチは協力してミッキーの敵に立ち向かう。
ミッキーと妻ロザリンドも危うい状況に追い込まれながらも窮地を脱する。
ビッグ・デイヴ、マシュー、中国マフィアそれぞれに報復し、
改めて大麻ビジネスを継続する。


フレッチャーが事件を映画の脚本に仕立ててハリウッドに売ろうとして、
その脚本ごと様々な裏ネタをレイモンドに売る形で、虚実混じった話が進む。
まぁ、それは良いとしても、
何だか全体的にガチャガチャしていて、おもちゃのような映画。
ガイ・リッチーの映画作術が好きな人だけハマるんだろう。

結局のところ、お金があって大勢の部下がいる側が勝つだけ。

マシュー・マコノヒーが今作ではスマートなイケメンスタイルなのが救い。
ヒュー・グラントの薄っぺらいチンピラ感が面白い。