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マンガ家Mの日常
邦題がちょっと紛らわしい。
セレブな青年達が強盗になる話かと思ったら、
ドロップアウト気味の青年達がセレブの邸宅に強盗に入る話。


ランスは大学を卒業して、
美術の知識を活かしてギャラリー等への就職を希望するが、就職出来ず、
シカゴにいる従兄弟のジャックから美術の仕事があると誘われて行く。
しかし、それは豪邸から美術品等を盗むグループだった。
最初は抵抗を示すランスだったが、高額な分前に釣られて仲間に入ってしまう。
グループのメンバーはいずれも高学歴ながら、それぞれの事情で成功を掴み損ね、
鬱憤を晴らすかのように豪邸を破壊しまくっていた。
ランスも次第にそのカタルシスの虜になって行く。

しかし、破綻は間も無く訪れる。
メンバー達は、強盗計画を仕切るボス格のメルの強引さや、
常に多くの取り分を得るリーダーのエリスに対して不満を募らせる。
ジャックの主導で、メルやエリスを外して大邸宅に強盗に入り、大金を得る。
唯一の女性メンバーであるアリーがドラッグの過剰摂取で倒れた時、
ランスはアリーを見捨てたスチュワート達を恨んで、
強盗の途中でスチュワートとチャンドラーを金庫に閉じ込めてしまう。
ジャックと2人で大金を積んだバンで逃走するが、
ジャックはランスを裏切り、1人で大金を持ち逃げして行方をくらます。

間も無くジャックとエリスの他は全員逮捕され、数年の刑務所暮らしとなる。
記者のインタビューに対して、アリーやスチュワート達は
強盗はもうしないと話すが、
ランスは景気を終えたら直ぐにも再開したいと語る。


アメリカでは大学の学費が超高額で、奨学金で何とか賄ったものの、
卒業と同時に数万ドルの奨学金返済に追われる若者が多い。
(つい最近、バイデン大統領が所得に応じて1万ドル分の免除を発表した。)
高学歴ながらも社会からはねつけられた若者達が富裕層に反抗する。
まぁ、そんなテーマも含まれてるんだけど、出来はイマイチ。
ボスのメルがマイケル・シャノン、
エリスは「アレックス・ライダー」の美男アレックス・ペティファーと、
それなりに役者を揃えているんだけど、どっちも生かされていない感じ、
そして、主役ランスは...、エンドロールを見て驚いた。
何と、アーノルド・シュワルツェネッガーの息子パトリックだって!
憂い顔の美男子で、何とも言えん。
まだキャリアが浅くて、今作でも存在感はやや薄かった。
でも、この美貌を生かして活躍して欲しいものです。
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