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マンガ家Mの日常
録画してある映画のラインナップが、どうしても重たい雰囲気の作品が多く、
観るのに気力体力が要りそう。
そんな中から、気楽なハリウッド映画を探し出して、観る。


ロレッタはかつては夫と共に古代文字の研究に邁進していたが、
夫が亡くなり、モチベーションが低下。
手遊びで古代文化をモチーフにした冒険恋愛小説を書くと、大ヒット。
すっかり恋愛小説家と位置付けられてしまった。
広報担当のベスに、表紙モデルのアランと共に新作宣伝ツアーに駆り出される。
知性に自負があるロレッタは、軽佻浮薄なモデルを相手にしたくないが、
アランは内心ロレッタに好意を寄せていた。

大富豪フェアファックス家の長男に生まれたアビゲイルは、
父親が事業の全てを次男に継がせた事にショックを受け、
周囲を見返すべく、古代の秘宝探しに夢中になっている。
古代文字の解読の為にロレッタを誘拐。
現場を見たアランは、捜索者のジャックを雇い、自らも救出に乗り出す。
ロレッタのスマートウォッチで現在地を特定して向かう。

南太平洋上にある孤島で、火山爆発によって古代の失われた都市が現れていた。
アビゲイルは作業員を雇い、発掘を進めている。
古代の王の秘宝と炎の王冠が、王の墓に埋められていて、
その場所を突き止めるべく、ロレッタに古代文字を解読させようとしていた。

ジャックの華々しい活躍でロレッタは救出されるが、
追っ手によってジャックは射殺される。
ロレッタとアラン2人で、追っ手を追い払いながらジャングルを抜け出す。

ようやく辿り着いた町で、女性が歌う民謡にヒントを得て、
ロレッタとアランは改めて王の秘宝を探す情熱が沸き起こる。
しかし、再度アビゲイルに拉致されてしまう。

アビゲイルとその部下と共に、王の墓所がある洞窟を目指す。
ところが、石棺の中に王と王妃の亡骸があるのみ。
「宝」とは、王妃が深く愛した王その人を指し、
「炎の王冠」は、島の赤い貝殻で作られた頭飾りだった。
王妃にとっては、王から求婚された時に受け取った大事な物に違いなかった。

火山噴火の振動で洞窟が崩壊し始める。
ロレッタとアランは命からがら逃げ出す。
アビゲイルは、ベスが連れて来た地元警察に逮捕される。

アランを下に見ていたロレッタだったが、
改めてアランの人間性に触れ、関係性が深まる。


往年のハリウッドの冒険物として、目新しさは無いが、楽しく観られる。
主演のサンドラ・ブロックは、顔立ちもキャリアもハリウッドスター。
最近、そういう堂々とした女優が少なくなった。
アラン役はチャニング・テイタムで、相変わらず筋肉イケメン役。
そろそろ脱却したいだろうなぁ。
ゴージャスな裸体も披露してくれているけど、
そのうち、シュワルツェネッガーみたいに、
1作につき裸体は何分間まで、とか、取り決めしちゃうんだろうな。

撮影時既に50代後半のサンドラは映画の中でババア呼ばわりされてるけど、
40代前半のチャニングが恋人役になるのだから、
中高年女性の立場から見ると、小気味良い。
頑張れ、サンドラ!

映画全体としては、制作費もボチボチな感じで、決して大作とは言えない。
CGが画面作りを何とかカヴァーしてる感じ。
それでも、こうして映画が成立するのは、CG様様。

撮影時、ちょうどコロナ禍で、現場も困難だったろうけど、
無事映画が完成して良かったね。

ジャック役はブラッド・ピット。
ロレッタから「爆イケ」と熱視線。
映画の前半であっさり殺されちゃうのにはちょっと驚き。
(エンディングでは、一応生き延びた設定になっている。)

アビゲイル役はダニエル・ラドクリフ。
こちらは既に「ハリー・ポッター」から卒業?



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