アメリカの推理作家ハーラン・コーベンの原案で、英国で作成されたミニシリーズ。
英国のドラマ作りはスマートで良いけれど、
どうしてアメリカと違って美男美女の俳優が出ないんだろう?
英国の視聴者は気にしないのかな。
20年前、当時5歳だったジェシーが失踪。
連続幼児誘拐殺人犯が逮捕され自供したが、ジェシーの遺体だけ発見されない。
残された家族、特に母親は望みを捨てきれずにいた。
事件の日、ジェシーの兄マークと友人のダニー、スレイド、プルーが一緒だったが、
幼い弟の相手が面倒で、置き去りにしていた。
4人は後悔や秘密を胸の中に仕舞い込んでいた。
事件から20年の歳月が過ぎ、それぞれ仕事や家庭を持って暮らしていたが、
ある女性が安ホテルで惨殺された事件の現場に落ちていた絆創膏に付着した血から
ジェシーのDNAが検出される。
果たしてジェシーは生きているのか。
弁護士のマーク、刑事のダニー、未成年の保護施設を運営するスレイド、
医師のプルーの4人は力を合わせてジェシーの事件の再捜査に当たる。
全部で10話あって、それなりの長さがあるので、事件は二転三転する。
最初の女性の殺害事件や、少女監禁事件等が解明されていくのだけど、
苦労して捜査した割に、ジェシーの失踪とは根本的な関連は無くて、
終盤で割とあっさり事実が判明する感じがある。
刑事のアリーに言い寄る、
ちょっとチャラい感じのイケメン鑑識官カールという男性がいて、
話の主体に関係無いなぁ、と思っていたら、
実は、20年前に失踪したジェシー本人だった。
事故で二人の娘を亡くし、家庭崩壊して悲嘆に暮れていた友人男性を、
マークの母親が慰めようとして、つい一度だけ関係を持ってしまい、
その時出来たのがジェシーだった。
母親は男性にも夫にも隠していたが、
男性はやがてジェシーが自分の息子だと気付き、愛情を深める。
森でマーク達がジェシーを置き去りにした時、誘拐犯に狙われたジェシーを助け、
そのまま連れ帰ってしまったのだった。
実父である男性は名前も住まいも全て変えて、別の街で親子二人の暮らしを始めた。
ジェシーもカールと名前を変えられ、
暫くの間母親を恋しがってむずがっていたが、次第に慣れていった。
幼かったジェシーは事件の真実を知らずに育ったが、
鑑識官カールとして現場に行った際、指に巻いていた絆創膏が剥がれ落ち、
遺留品としてDNA鑑定されてしまった事で、自分の出生を知らされた。
カールは癌で余命数週間の実父を庇うべく、事件捜査の撹乱を図ったのだった。
全ての真相が解明され、カールは元の家族と再会する。
要は、娼婦女性殺害事件、少女監禁事件、ジェシー失踪という、
本来直接関係の無い3つの事件が微妙に絡まっている。
それを面白いと思うか、どう捉えるか。
ドラマとしてはスリリングで楽しめたけれど、
このストーリーをマンガ雑誌の編集者に見せた場合、
O.K.される確率は高くは無いかもしれないなぁ、と、つい考えてしまう。
また、事件捜査の過程で、スレイドは正当防衛とも言い切れない状況で、
犯人と、別の犯人の部下を殺害している。
刑事でも無いのに勝手に捜査に首を突っ込んで、二人殺害して、
ドラマの中で全く裁かれないというのはどういうものかな。
紅一点のプルーは、裕福な銀行家の男性と結婚して幼い娘もいたが、
夫への不満が募り、昔付き合っていたマークとやり直そうとする。
何だか、我儘勝手な感じ。
私事になるけど、小学5年生くらいの時、
外出先から姉と二人で帰らされて、途中置き去りにされた経験がある。
悪魔女の姉は3歳年下の妹の私を常に余計者のように扱っていた。
マーク達が幼いジェシーを森に置き去りにするシーンを見ると、
その嫌な記憶が蘇って、どうにもやりきれなくなる。
ジェシーを連れ去った実父は、自らの非を認めながらも、
もし自分がその場に出くわさなければ、ジェシーは誘拐され殺されていた、
と、言いたくなる気持ちが理解出来る。
兄のマーク、まずお前が皆に謝れ。
英国のドラマ作りはスマートで良いけれど、
どうしてアメリカと違って美男美女の俳優が出ないんだろう?
英国の視聴者は気にしないのかな。
20年前、当時5歳だったジェシーが失踪。
連続幼児誘拐殺人犯が逮捕され自供したが、ジェシーの遺体だけ発見されない。
残された家族、特に母親は望みを捨てきれずにいた。
事件の日、ジェシーの兄マークと友人のダニー、スレイド、プルーが一緒だったが、
幼い弟の相手が面倒で、置き去りにしていた。
4人は後悔や秘密を胸の中に仕舞い込んでいた。
事件から20年の歳月が過ぎ、それぞれ仕事や家庭を持って暮らしていたが、
ある女性が安ホテルで惨殺された事件の現場に落ちていた絆創膏に付着した血から
ジェシーのDNAが検出される。
果たしてジェシーは生きているのか。
弁護士のマーク、刑事のダニー、未成年の保護施設を運営するスレイド、
医師のプルーの4人は力を合わせてジェシーの事件の再捜査に当たる。
全部で10話あって、それなりの長さがあるので、事件は二転三転する。
最初の女性の殺害事件や、少女監禁事件等が解明されていくのだけど、
苦労して捜査した割に、ジェシーの失踪とは根本的な関連は無くて、
終盤で割とあっさり事実が判明する感じがある。
刑事のアリーに言い寄る、
ちょっとチャラい感じのイケメン鑑識官カールという男性がいて、
話の主体に関係無いなぁ、と思っていたら、
実は、20年前に失踪したジェシー本人だった。
事故で二人の娘を亡くし、家庭崩壊して悲嘆に暮れていた友人男性を、
マークの母親が慰めようとして、つい一度だけ関係を持ってしまい、
その時出来たのがジェシーだった。
母親は男性にも夫にも隠していたが、
男性はやがてジェシーが自分の息子だと気付き、愛情を深める。
森でマーク達がジェシーを置き去りにした時、誘拐犯に狙われたジェシーを助け、
そのまま連れ帰ってしまったのだった。
実父である男性は名前も住まいも全て変えて、別の街で親子二人の暮らしを始めた。
ジェシーもカールと名前を変えられ、
暫くの間母親を恋しがってむずがっていたが、次第に慣れていった。
幼かったジェシーは事件の真実を知らずに育ったが、
鑑識官カールとして現場に行った際、指に巻いていた絆創膏が剥がれ落ち、
遺留品としてDNA鑑定されてしまった事で、自分の出生を知らされた。
カールは癌で余命数週間の実父を庇うべく、事件捜査の撹乱を図ったのだった。
全ての真相が解明され、カールは元の家族と再会する。
要は、娼婦女性殺害事件、少女監禁事件、ジェシー失踪という、
本来直接関係の無い3つの事件が微妙に絡まっている。
それを面白いと思うか、どう捉えるか。
ドラマとしてはスリリングで楽しめたけれど、
このストーリーをマンガ雑誌の編集者に見せた場合、
O.K.される確率は高くは無いかもしれないなぁ、と、つい考えてしまう。
また、事件捜査の過程で、スレイドは正当防衛とも言い切れない状況で、
犯人と、別の犯人の部下を殺害している。
刑事でも無いのに勝手に捜査に首を突っ込んで、二人殺害して、
ドラマの中で全く裁かれないというのはどういうものかな。
紅一点のプルーは、裕福な銀行家の男性と結婚して幼い娘もいたが、
夫への不満が募り、昔付き合っていたマークとやり直そうとする。
何だか、我儘勝手な感じ。
私事になるけど、小学5年生くらいの時、
外出先から姉と二人で帰らされて、途中置き去りにされた経験がある。
悪魔女の姉は3歳年下の妹の私を常に余計者のように扱っていた。
マーク達が幼いジェシーを森に置き去りにするシーンを見ると、
その嫌な記憶が蘇って、どうにもやりきれなくなる。
ジェシーを連れ去った実父は、自らの非を認めながらも、
もし自分がその場に出くわさなければ、ジェシーは誘拐され殺されていた、
と、言いたくなる気持ちが理解出来る。
兄のマーク、まずお前が皆に謝れ。
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