カワイイおじいちゃん映画。

引退間近の美術館警備員ロジャー。
１９世紀のロマンチックな絵画を主体とする作品群の中で、
ある少女像の絵画にご執心。
ところが若手のキュレーターが、現在の作品群をデンマークの美術館に送り、
北欧前衛の作品群と総入れ替えすると決めてしまった。
ロジャーはもうあの少女像を見られなくなる。
引退後はフロリダで生活する事を夢見ている妻に
デンマーク移住を持ちかけるが、通る訳も無い。

他にもうふたり、それぞれお気に入りの美術品がある警備員達と手を組んで、
絵画２点とブロンズ像１点を盗み出す計画を立てる。
泥棒未経験の老人３人、お約束のグダグダのミスを重ねながらも
計画を見事やり遂げる。

主演クリストファー・ウオーケン。
どれだけ年齢をとっても、この人だけは美しい。
元々デビューが遅かったから？
妻と二人暮らしで慎ましい生活をしている設定だけど、
貴族的風貌に中流生活はそぐわない。　個人的意見だけど。

他、モーガン・フリーマン、ウィリアム・H・メイシー。
名うてのベテラン俳優。
モーガン・フリーマンって、かれこれ３０年くらい、
同じような年代の老人役をやってるなぁ。樹木希林か！？

ウィリアム・H・メイシーは気弱な男の役が定番だが、
今作では海軍あがりのナルシシストマッチョ。
あの風貌、「ザ・シンンプソンズ」を実車版でやるとしたら
フランダース役がピッタリ。