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マンガ家Mの日常
「ファイナル・デスティネーション」とも「最終絶叫計画」とも違う、
名匠ジェームズ・アイヴォリー監督作品。

...1時間程見たところで退屈になって、別のに移って、
残りを改めて見終わった。
文芸的な良い作品だという事はわかるんだけど、
淡々とした運びなので、退屈に感じちゃうのは否めない。
自分に余裕が無いからだろうなぁ、とは思うが。

大学で教師をやってる青年が恋人にハッパをかけられ、
仕事の期間延長の資格を取るべく、
かねてから望んでいた、ある作家の伝記を執筆しようと、
親族の公認を得ようとするが、反対されてしまう。
そこで、彼らの住んでいるウルグアイまで出向く。

ウルグアイって、何?
正直なところ、ウルグアイと言う国の事を何も知らない。
サッカーが強いらしく、国際試合で上位に上がって来るので
ちょっと気にはなっていた。
フォルラン、カバーニ、カッコイイー!!!

でも、まだどんな国だかはわかってない。

なんとなく、ブラジルのちょっと田舎、みたいなもんだろうか。
酪農やら、畑作りやら、素朴な生活。
映画では白人一家が土地を構えているので、
かつてのベトナムみたいな、欧米の植民地、プランテーションのような雰囲気。
濃密な湿気を含んで、空気が重い。

亡くなった作家の屋敷に、妻と作家の愛人とその子供が住んでいる。
作家の思い出から逃れられない。
伝記の公認を受け入れる過程で、思い出の呪縛から解き放たれる。
妻は作家の兄から生活資金を得て、NYに移り住み、新しい人生を始める。
愛人は青年と恋仲になって、新しい結婚生活に進む。
作家の思い出や妻と愛人の微妙なシーソーゲームを捨て去る事で、
それぞれが古巣から解放されて自分の行き先を得た。

大体こんな感じなのかな。

作家の兄アンソニー・ホプキンスの愛人役で真田広之が出演。
英語の発音はキレイで、流れに乗って馴染んでいる。
でも、元々アクションの人で、演技は微妙だったんで、ちょっとぎこちない。
まぁね、アンソニー・ホプキンスと比べられちゃあ誰だって分が悪いけど。


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