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マンガ家Mの日常
録画して、暫く放ったらかしにしていたので、
プログラムでの作品紹介内容も忘れてしまっていた。

ジェイソン・ベイトマン主演のお気楽コメディ映画。

それは良いんだけど、
何というか、物語としての内容が全く無い。
コメディとして笑えるところも無く、
ヒューマンドラマとして心に訴えかける部分も無い。
ここまでスッカラカンな映画もある意味珍しいかもしれない。


IT企業の支社が業績目標未到達の為、支社長のクレイは、
本社の暫定CEOである優秀な姉キャロルから、人員削減を迫られた。
クレイは大口契約を取るべく、社内で派手なクリスマスパーティーを開催して
クライアントをもてなそうとするが、キャロルの更なる反感を買い、
支社の閉鎖を告げられる。

失望したクレイはポン引きと共に夜の街を車で疾走。
アクション映画のように跳ね橋を飛ぼうとする。
心配して追いかけて来た部下で友人のジョシュ達が何とか阻止するが、
クレイの車は送電システムに衝突して壊してしまい、
街中のネットワークが遮断される。

有能な技術者のトレイシーは、予てから企画していたアルゴリズムを完成させ、
ネットワークの即時復旧に成功する。
支社の閉鎖は撤回され、雇用は守られた。


コメディにしては、それぞれのキャラクターが弱い。
笑わせるような、新しいエピソードも見当たらない。
クレイは富豪の息子でありながら、部下思いで、金銭に固執する事無く、
部下の為に私財を投げ打ってきた。
優秀な姉との確執とか、部下達との関係性とか、
まぁ、それなりに人情を描いた部分はあるんだろうけど、何れも弱くて響かない。
何と無く会社内での馬鹿騒ぎが繰り広げられるだけ。

ネットでの紹介では、日本での知名度からか、
キャロル役のジェニファー・アニストンが主演となっているけれど、
中心はジョシュ役のジェイソン・ベイトマン。
映画の冒頭でジョシュは離婚成立して全財産を元妻に取られるのだけど、
そういったエピソードも、その後の展開に何も響いて来ない。

アメリカでは、どうしてこういう無駄な映画が作られるのだろう。
それとも、無意味なコメディ映画を求めている層が多くいるという事なのか。


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