相撲の日馬富士の暴行問題でもちきりで、
一般のニュース等では報道されていないようだけど、
ネットでは、ファンの間で騒ぎになっているのだろう。

大ヒット作「るろうに剣心」の作者、和月伸宏先生が、
１０代前半と見られる女子児童の裸体の動画が収録されたDVDを
複数枚所持していたとして逮捕された。
連載は当面休止。

ありがちな犯罪ではあるんだけど、
元の「少年ジャンプ」って、基本の読者層は小、中学生だから、
社会的影響としては軽く無い。

児童に対して直接的に何かした訳では無いから、罪状は重くはないようで、
初犯だから、刑罰は痛くも痒くもないだろう。


でも、そういう考え方で良いのか？

お金を支払うユーザーがいるから、こうしたDVDが出回る。
そして、児童が性産業の被害者となる。
欧米に比べて、日本はロリコン的な犯罪に対して懲罰が甘い。　
もっと社会的制裁を強くして、注意喚起を図るべきと思う。


集英社が、当面の連載休止の措置を取って、
それが一応の処罰という事になるだろうけど、
人気作家だから、ほとぼりが冷めたら復活は約束されているようなもの。
暫く休んで、構想をじっくり練るなり、原稿の描き溜めをしてれば良いだけ。
これまでの印税の貯蓄があるだろうから、経済的にも困る事は無い。
元々人前に出る仕事でもないし。

仮に、集英社が契約解除といった措置を取ったとしたら、
他の出版者が大喜びで契約したがるだけ。


ロリコンアニメだったり、猥褻とされたマンガだったりが問題視された際、
そういう作品の鑑賞が犯罪を助長する訳ではない、
寧ろ、欲望を発散させる事で、実際的な犯罪行為を抑えている、
といったような見方もされていたのだけど、
ロリコンを公言しているマンガ家が、
現実に女児を犯罪に巻き込む行為に加担したのでは、
再び、一部のマンガが犯罪の温床であるかのように言われかねない。

集英社は厳粛に考えるべきと思う。

残念な事に、性癖は持って生まれたものだから、治らない。
社会生活を成り立たせる為にも、職業を奪ってはならないのだけど、
影響力の大きさを考えると、集英社も今後の対応が難しい。
周囲の強い戒めが必要。