人気のお笑いコンビ、メイプル超合金の男性の方。

正直、このコンビの漫才は今ひとつだとは思うけど、
ヴィジュアルの存在感とキャラクターが際立っている。
なつちゃんの声にもうちょっと抑揚があると良いんだけど。

仕事の区切りが付いたので、油断しつつ、録画していた「ロンハー」を見る。

「奇跡の１枚」という名物コーナーで、
ベテランのカメラマンやメイクさん達が様々なテクニックを駆使して、
お笑い芸人さん達を美しく写真に収めるという企画。

カズレーザーは体格も良いし、顔立ちも整っているので、
良いヴィジュアルになるだろうとの予測はついた。
紹介された２点の写真で、片方はストリート系のラフなスタイル。
その写真について、カズレーザーのコメントが
「威嚇している風が、育ちが良くない。」といったものだった。

「育ちが良くない」、この言葉がしっくりと響いた。
ダンスとか、ストリート系文化に何となく打ち解けられないものを感じていたのは、
その点だったのだと思う。
他者を威嚇する行為には、両者に尊厳が感じられない。
一方で、育ちの良さというのは、お金持ちかどうかという事ではなく、
他者を敬うマナーを身に付けているかどうか。
親や保護者が、子供をどう躾けたかが肝心。

何らかの問題のある環境で育って、他者を威嚇する事で
個人のプライドや地位を保たねばやっていけない人達もいるとは思う。
でも、それは人の尊厳を貶める行為であるという事は、常に心に留めておきたい。

カズレーザーの現在の成功は、
一見奔放な外見ながら、一歩奥の摂理や道理を認識している視点にある。