最終話、見終わりました。
これでもう、板谷由夏の棒読み台詞から解放されるという安堵感。
凡庸なドラマを、苦痛レベルに引き下げてくれて、何とも言いようが無い。
スピルバーグ製作総指揮という鳴り物入りで始まったドラマだったけど、
スピルバーグはどう関与していたのか?
関与していたとしたら、稀代の巨匠のセンスと才能の枯渇を感じる。
生命体としての人類の発展はどうあるべきか、
そういった根本的な問いかけは、企画当初はあったのだろうけど、
迷走しただけに終わってしまった。
おそらくは、単に楽しくドラマを見たいだけの視聴者に、
深遠なテーマはそぐわなかったのだろう。
人類と侵略者の戦いという、極めて単純な構造に終始した。
宇宙飛行士が地球外生命体と接触し、地球を侵略される危機感から、
防衛隊としての人工知能ヒューマニックが開発される。
しかし、メインシステムがヒューマニックを操り、
人類を滅ぼしてヒューマニックによる社会を作り上げようと画策した事から、
一転して、地球外生命体と合意し、
人類の敵となったヒューマニックが全滅させられる。
モリーの実子として育てられていたヒューマニックのイーサンだけは
特別措置で生き延びる。
めでたしめでたし。
人類、もしくは、アメリカ政府に逆らう者は、絶滅させるぞ、
という気迫は十分に感じる。
米ソ冷戦の犠牲になったアフガニスタンの末路のような...。
自らが製造し、自我を芽生えさせ、人類と全く同じ形状をしたヒューマニック達を
殺戮する事に、反省も罪の意識も感じないのかと思うと、空恐ろしさを覚える。
モリー達が研究所に侵入するのを阻止しようとするヒューマニック軍達を、
イーサンがスパイダーロボットに取り付けた爆弾で倒す。
10歳に満たない少年が同胞のヒューマニックの大量殺戮に成功して
喜ぶシーンには、抵抗を感じる。
ナノウィルスの注入によって破壊されたと思われたメインシステム、テイラーは、
JW、おそらく、モリーの亡くなった夫でシステム開発者である
ジョン・ウッズ博士の代替ヒューマニックに転送され、密かに逃亡する。
ジョンは、ヒューマニックの反乱の可能性を予期して予防措置を取りながらも、
全てを見越して自己の知能の保存を図っていたのか、その先に何があるのか、
そう考えると興味は湧くけれど、シリーズ打ち切りで、全て不発。
ハル・ベリー扮するヒロインだけがやたら持ち上げられて良い思いをしただけで、
板谷由夏の酷い吹き替えも相まって、感じ悪いだけで終わった。
シーズン1開始当初は、莫大な制作費がかけられている様子も見受けられて、
期待も高まっていたのだけど、凡庸なSFアクションに堕落したのは、
一体、何が悪かったんだろうね。
これでもう、板谷由夏の棒読み台詞から解放されるという安堵感。
凡庸なドラマを、苦痛レベルに引き下げてくれて、何とも言いようが無い。
スピルバーグ製作総指揮という鳴り物入りで始まったドラマだったけど、
スピルバーグはどう関与していたのか?
関与していたとしたら、稀代の巨匠のセンスと才能の枯渇を感じる。
生命体としての人類の発展はどうあるべきか、
そういった根本的な問いかけは、企画当初はあったのだろうけど、
迷走しただけに終わってしまった。
おそらくは、単に楽しくドラマを見たいだけの視聴者に、
深遠なテーマはそぐわなかったのだろう。
人類と侵略者の戦いという、極めて単純な構造に終始した。
宇宙飛行士が地球外生命体と接触し、地球を侵略される危機感から、
防衛隊としての人工知能ヒューマニックが開発される。
しかし、メインシステムがヒューマニックを操り、
人類を滅ぼしてヒューマニックによる社会を作り上げようと画策した事から、
一転して、地球外生命体と合意し、
人類の敵となったヒューマニックが全滅させられる。
モリーの実子として育てられていたヒューマニックのイーサンだけは
特別措置で生き延びる。
めでたしめでたし。
人類、もしくは、アメリカ政府に逆らう者は、絶滅させるぞ、
という気迫は十分に感じる。
米ソ冷戦の犠牲になったアフガニスタンの末路のような...。
自らが製造し、自我を芽生えさせ、人類と全く同じ形状をしたヒューマニック達を
殺戮する事に、反省も罪の意識も感じないのかと思うと、空恐ろしさを覚える。
モリー達が研究所に侵入するのを阻止しようとするヒューマニック軍達を、
イーサンがスパイダーロボットに取り付けた爆弾で倒す。
10歳に満たない少年が同胞のヒューマニックの大量殺戮に成功して
喜ぶシーンには、抵抗を感じる。
ナノウィルスの注入によって破壊されたと思われたメインシステム、テイラーは、
JW、おそらく、モリーの亡くなった夫でシステム開発者である
ジョン・ウッズ博士の代替ヒューマニックに転送され、密かに逃亡する。
ジョンは、ヒューマニックの反乱の可能性を予期して予防措置を取りながらも、
全てを見越して自己の知能の保存を図っていたのか、その先に何があるのか、
そう考えると興味は湧くけれど、シリーズ打ち切りで、全て不発。
ハル・ベリー扮するヒロインだけがやたら持ち上げられて良い思いをしただけで、
板谷由夏の酷い吹き替えも相まって、感じ悪いだけで終わった。
シーズン1開始当初は、莫大な制作費がかけられている様子も見受けられて、
期待も高まっていたのだけど、凡庸なSFアクションに堕落したのは、
一体、何が悪かったんだろうね。
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