タイトルの雰囲気から伝わるように、可愛らしいラブコメ映画。


駆け出し小説家のサムは、映画作品の小説化の仕事でしのぐ生活。
行きつけのカフェのキュートな店員バーディーに恋していた。
バーディーがカフェを辞めたと聞いて、店員に名前を教えて貰い、
SNSで動向をチェックして、彼女が行く予定の劇場で待ち伏せして近付く。

サムは自分の恋愛模様を自作の小説に書きながら、
バーディーのSNSをチェックしては、好みを探り出し、
同じ趣味、嗜好であるように取り繕って、付き合いを深めて行こうとする。
無理して社交ダンスに通い、柔道、ギター、フレンチ料理の教室に通う。

バーディーはサムに好感を抱き、「愛してる。」と告げる。
ずっと彼女の好みに合わせて演じて来た疲れと、
彼女が愛しているのは本来の自分の姿では無いという不安に陥り、
途端にサムはそっけない態度を取ってしまう。

自分の恋愛を描いた書きかけの小説をエージェントに見せると、大乗り気。
事務所に出向いて話を聞くと、サムの分身である主人公の気弱さが話題になる。
サムはこれまでの自分の態度の問題に気付き、
すぐさまバーディーの元に向かい、愛を告白し、無事受け入れられる。
バーディーは早い段階からサムがSNSをチェックしてたのに気付いていた。


他愛無いライトタッチのラブコメディ。
楽しんで見られる。
登場人物は、基本良い人達ばかり。
そんなに上手い具合には行かないよと思いつつも、
ハッピーな気分で映画を楽しめるから、それで良いか。

SNSでずっとチェックしてた、なんて、
ストーカーかって気持ち悪がられそうだけどね。
男女逆パターンも出来なくはないけど、
それやると、イタイ女子って感じになっちゃうのかな。

遅刻癖が治らずにカフェをクビになったバーディーは、その後どうしてたんだっけ。
NYで生活苦も無く暮らしている。
まぁ、細かい事にこだわって見ちゃダメか。

サムの小説の感想を言うエージェント達の話が、
客観的な恋愛相談になってるシーンが面白かったね。

シエナ・ミラー、サム・ロックウェル、ブレンダン・フレイザー、ヴィンス・ボーン
といった、結構な有名どころが脇を固めている。
ジャスティン・ロングが主演と脚本も兼ねているので、
友情出演してくれたのだろうか。

多分、何かの映画で見た事はあるんだろうけど、
ジャスティン・ロングの事は記憶に無かった。
でも、人気俳優で、ハリウッドの女優さん達にもモテるみたい。