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マンガ家Mの日常
TV版の映画なのかな。
ここ暫くの日本映画の純愛ブームみたいな作品。


ニューハンプシャーに住むレベッカ。
ニューメキシコに住むディラン。
それぞれ、子供時代から頭の中で別の人格を共有している感覚があった。

大人になり、レベッカは裕福な大病院の院長フィリップと結婚し、
守られて、何不自由無い生活をしていたが、
フィリプは、突然反射的に身体が動いたり独り言を言い続けるレベッカを心配し、
度々精神科の医師の診療を受けさせようとしていた。

ディランは幼馴染のワル仲間と窃盗を繰り返し、服役。
保護観察処分で出所して車の洗車の仕事に就いたが、早速、窃盗に誘われてしまう。

レベッカとディランは自分達の感覚にずっと悩んでいたが、
突然、それが遠く離れた所にいるお互いの感覚を共有しているのだと気付く。
二人の仲は急激に親密になっていく。

親密になるに連れて会話が増え、
周囲からは、益々独り言が増えたと奇妙に見えてしまう。
ディランは仕事をクビになり、バー通いで、ワル仲間に窃盗を強要されそうになる。
レベッカは、見かねたフィリップに診療所に入院させられる。

二人は交信して相談しながら、それぞれ逃げ出し、出会いを果たし、
列車で国境越えしてカナダを目指す。


子供時代のエピソードから入るシーンはなかなか良い感じだったんだけど、
大人になってからは全体的にチープになってしまった。
これね、日本の純愛映画やアニメみたいに、中高生が主人公ならまだしも、
20代後半から30歳に近い年齢の大人の男女では、困ったちゃんにしか見えない。

レベッカ役のゾーイ・カザンは、あの巨匠エリア・カザン監督の孫。
神秘的な雰囲気の容姿は綺麗なんだけど、
今作の中での髪型やファッション、仕草までが高校生かって感じで幼稚に見える。
30歳の大人がキャピキャピはしゃいで飛び跳ねてたら、
それだけでも、コイツ変かも?ってなるでしょ。

ディランはワル仲間の誘いを断って更生しようとしているのは良いけど、
レベッカに会う為に車を盗んで、パトカーに追われてカーチェイス。
レベッカは散々尽くしてくれた夫フィリップを殴り倒して診療所を脱走。
コイツら、何なんだ?
こんな調子で何も持たずにカナダに行って、どうしようってんだ?

まともに考えながら見ちゃダメって事かな。

純愛は、身勝手さと勢い。
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