戦争、
双方とも止めれば良いのに。
人材と資材の無駄。
武器を作ってる金属で農耕機具を作って、
ガタイの良いおっさん達が殺し合いではなく力仕事をすれば、食糧も供給出来る。
戦争ものはあまり見たくなくて、
でも、クリント・イーストウッドの監督作品だから、見た。
実在の狙撃手、クリス・カイルの伝記映画。
テキサスで生まれ育ったクリスは父親に銃の使い方を教わり、狩りで腕を上げた。
父親の教えに従って、真っ直ぐで豪胆な青年に育った。
成人してからはロデオの腕試しをしたりしてフワフワ過ごしていたが、
アルカイーダがアメリカ大使館を爆破する様子をTVニュースで見て、軍に志願。
体格と銃の腕前を見込まれて、最強部隊シールズの訓練に放り込まれる。
訓練は過酷を極めたが、強靭な意志で耐え抜き、シールズの一員となる。
訓練期間中に知り合ったタヤという女性と結婚。
訓練の終了間際、9.11勃発。イラクへ派遣される。
部隊の援護をする狙撃手として天才的な働きを見せ、
「伝説の男」と呼ばれるまでになる。
冷静で狙いを外さない。
武器で部隊を攻撃しようとする姿勢が認められれば、女子供でも冷静に射殺する。
イラクへは4回派遣される。
その間にタヤは二人の子供を産む。
戦地に行くと長期間戻らない夫の安否が不安で、離婚も頭をよぎる。
戦地から戻る度にPTSDの兆候が強まって、
次第に些細な機械音にも過剰反応するようになる。
クリスは「虐殺者」と呼ばれるテロ組織のリーダーを射殺。
敵方には元オリンピックのメダリストという凄腕の狙撃手ムスタファがいたが、
砂嵐の舞う中、2000m近い距離からの射殺に成功する。
その因縁的な対決に勝利した後、クリスは軍を辞める事を決意する。
4回の派遣で射殺した人数は160人を超える。
PTSDの為に突発的に暴力的行動が見られ、医師から
帰還兵のリハビリ施設を訪問するよう勧められる。
手足を失った元兵士達と過ごすうちに、少しずつ穏やかさを取り戻す。
しかし、クリスがサポートしていた元兵士のひとりに撃たれ、命を落とす。
戦争映画の場合、人はどうあるべきかといった問いかけがなされるが、
今作ではイーストウッド監督は一切のジャッジを排除している。
淡々と出来事に沿って綴っていて、後は鑑賞者の判断に委ねている。
クリスという男は勇敢で愛国心に満ちているが、知的とは言えず、
至って素朴な人柄。
「祖国を救う為に蛮人を射殺する。」と常に語っている。
あまりにもシンプル。
思想も何も無い。
少しでも考える頭があれば、誰も戦争になど行かないだろう。
除隊して家族で穏やかに暮らす中でも銃は身近な物で、
かつて父がクリスにしたように、幼い息子を鹿狩りに連れて行く。
幼い子供達がいる家の中で、クリス自らが銃をおもちゃにしてふざけたり、
壁に突き出した梁の上に無造作に置きっぱなしにしたりする。
日本人には異常に見える光景。不気味。 テキサスではこれが普通なのだろうか?
元兵士達のリハビリでも、手足を失ってもはや戦地にに復帰する由も無い彼等に、
銃の打ち方の指導をしている。
戦闘に恐怖を感じ、本国に戻っても、銃から離れられない。
クリスが銃で落命する予感を感じさせる。
戦地に赴く兵士の勇気とともに、危うさも描かれている。
音楽には定評のあるイーストウッド監督だけど、
今作では演出の為のBGMはほぼ使用せず、リアルさを追求している。
主演のブラッドリー・クーパーも、役作りの為の体づくりはともかくとして、
俳優らしさではなく、普通の男の話し方に徹している。
双方とも止めれば良いのに。
人材と資材の無駄。
武器を作ってる金属で農耕機具を作って、
ガタイの良いおっさん達が殺し合いではなく力仕事をすれば、食糧も供給出来る。
戦争ものはあまり見たくなくて、
でも、クリント・イーストウッドの監督作品だから、見た。
実在の狙撃手、クリス・カイルの伝記映画。
テキサスで生まれ育ったクリスは父親に銃の使い方を教わり、狩りで腕を上げた。
父親の教えに従って、真っ直ぐで豪胆な青年に育った。
成人してからはロデオの腕試しをしたりしてフワフワ過ごしていたが、
アルカイーダがアメリカ大使館を爆破する様子をTVニュースで見て、軍に志願。
体格と銃の腕前を見込まれて、最強部隊シールズの訓練に放り込まれる。
訓練は過酷を極めたが、強靭な意志で耐え抜き、シールズの一員となる。
訓練期間中に知り合ったタヤという女性と結婚。
訓練の終了間際、9.11勃発。イラクへ派遣される。
部隊の援護をする狙撃手として天才的な働きを見せ、
「伝説の男」と呼ばれるまでになる。
冷静で狙いを外さない。
武器で部隊を攻撃しようとする姿勢が認められれば、女子供でも冷静に射殺する。
イラクへは4回派遣される。
その間にタヤは二人の子供を産む。
戦地に行くと長期間戻らない夫の安否が不安で、離婚も頭をよぎる。
戦地から戻る度にPTSDの兆候が強まって、
次第に些細な機械音にも過剰反応するようになる。
クリスは「虐殺者」と呼ばれるテロ組織のリーダーを射殺。
敵方には元オリンピックのメダリストという凄腕の狙撃手ムスタファがいたが、
砂嵐の舞う中、2000m近い距離からの射殺に成功する。
その因縁的な対決に勝利した後、クリスは軍を辞める事を決意する。
4回の派遣で射殺した人数は160人を超える。
PTSDの為に突発的に暴力的行動が見られ、医師から
帰還兵のリハビリ施設を訪問するよう勧められる。
手足を失った元兵士達と過ごすうちに、少しずつ穏やかさを取り戻す。
しかし、クリスがサポートしていた元兵士のひとりに撃たれ、命を落とす。
戦争映画の場合、人はどうあるべきかといった問いかけがなされるが、
今作ではイーストウッド監督は一切のジャッジを排除している。
淡々と出来事に沿って綴っていて、後は鑑賞者の判断に委ねている。
クリスという男は勇敢で愛国心に満ちているが、知的とは言えず、
至って素朴な人柄。
「祖国を救う為に蛮人を射殺する。」と常に語っている。
あまりにもシンプル。
思想も何も無い。
少しでも考える頭があれば、誰も戦争になど行かないだろう。
除隊して家族で穏やかに暮らす中でも銃は身近な物で、
かつて父がクリスにしたように、幼い息子を鹿狩りに連れて行く。
幼い子供達がいる家の中で、クリス自らが銃をおもちゃにしてふざけたり、
壁に突き出した梁の上に無造作に置きっぱなしにしたりする。
日本人には異常に見える光景。不気味。 テキサスではこれが普通なのだろうか?
元兵士達のリハビリでも、手足を失ってもはや戦地にに復帰する由も無い彼等に、
銃の打ち方の指導をしている。
戦闘に恐怖を感じ、本国に戻っても、銃から離れられない。
クリスが銃で落命する予感を感じさせる。
戦地に赴く兵士の勇気とともに、危うさも描かれている。
音楽には定評のあるイーストウッド監督だけど、
今作では演出の為のBGMはほぼ使用せず、リアルさを追求している。
主演のブラッドリー・クーパーも、役作りの為の体づくりはともかくとして、
俳優らしさではなく、普通の男の話し方に徹している。
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