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マンガ家Mの日常
少しネットで記事を見てみました。

なんと、
クリス殺害事件は映画の製作中に起こった事だったんだって!
それで、脚本のラストを書き直したそうだけど、
もしそういう事件が起こらなかったら、ラストはどうなってたんだろう?

実際のクリス自身の伝記は、もっと軍国主義的なんだって。

映画は、イーストウッド監督にしては戦争賛美的だとの批判もあるようだけど、
保守派の人達の怒りを買わないように意識しながら、
反戦をこっそり訴えてる感じなのかな。
そこが違和感を感じる原因だったのかな。
イーストウッドの前にはスピルバーグ等、別の監督が挙がっていたそうで、
元がイーストウッド自身の企画という訳ではなかったから、
雇われ監督的なやり辛さもあったんだろうか。

父親から「狼を倒す番犬になれ!」と言われて育って兵士にまでなったけど、
除隊後、ホームパーティの最中に息子に戯れる飼い犬に過剰に反応して
ベルトで殴ろうとするシーン、
あれは、自らの番犬としての生き方や、倒すべき相手を間違ってはいなかったのか、
という問いかけのメタファーだ、との指摘もあって、納得。
ベルトは、まさに、かつて父親が息子を殴るのに使おうとしていた物だったから、
クリスの混乱が感じられる。

はぁ、でも、
アメリカ国内でこの映画を批判すると、保守派からの批判が殺到するんだそうな。
怖いね。

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