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マンガ家Mの日常
フランスの家族の物語。
鮮明な方向にばかり向かうハイヴィジョンの時代にあって、
輪郭の柔らかな映像が美しい。

映画のプロデューサーが借金抱えて右往左往してる。
妻と娘が3人いて、ヴァカンスなんかにも連れて行くんだけど、
そこでもずっと仕事の電話したりしてて 妻はちょっと不機嫌。
借金はかさむし、芸術家肌の監督は金ばっかかかって 撮影が進まないしで、
にっちもさっちもいかなくなる。
どうなるのかなぁ、と思って見てたら、
映画の中盤でピストルで頭撃って死んじゃった!
えっ、このお父さんが主役の映画じゃなかったの!?

後半では、妻が会社の残務整理にあたるわけだけど、
他のスタッフと一緒に頑張っても、膨らんだ借金の額がデカ過ぎて
どうにもならなくて、会社は清算する事になった。

妻は生まれ故郷のイタリアへ、実家を頼りに 娘3人連れて帰ってく。
そのエンディングで「ケ セラ セラ」が流れる。
なるようになるって...、そりゃ なるようにしかならないんだけどさ、
どうなるわけ?
アメリカ映画だったら なんかしかの解決策を付けるんだけど、
フランス映画はひたすら淡々としてる。
現実はそうなんだけどさ、
なんかちょっと希望持たして欲しいかな、やっぱり。
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