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マンガ家Mの日常
「上田と女がDEEPに吠える夜」が、毎回興味深い。
ゴールデンタイムでは語り難いテーマをリアルな目線で取り上げている。

今週は「妊活」。
妊活を経験した女性タレントさん数名が、妊活の現実について語る。

それはそれで大事な話なのだけど、
今回は色々気になった。

番組の顔とも言える大久保佳代子さん。
どんな気持ちであの場にいたのだろう。

妊活女性タレントさん達の他、妊活を経験された男性俳優さんも出演。
番組司会者の上田さんを含め、結婚、出産の経験が無いのは大久保さん1人。
本来なら、大久保さんが一番の気遣いを受けて良い立ち場の筈なのに、
妊活女性タレントさん達に気遣いしなければならない。
重要なレギュラー出演者なので、出演を断るわけにもいかなかっただろう。

妊活辛いと騒いだところで、結婚して妊活して出産したあんた達は、
よっぽど幸せ者なんだよ!って、
私だったら叫びたくなる。(勿論我慢する。)

出演していた女性タレントも男性俳優も、妊活に成功して子供を授かった。
妊活を語るなら、授からずに終えて諦めた人の意見も聴くべきだろう。
でも、そういう人は、辛くて出演したがらないだろう。
保険適用外で、妊活に300万円かかった。
妊活費用を稼ぎたいのに、治療の為に仕事を休まねばならず、辛かった。
そういう事を並べたところで、無事子供を授かった人達は勝ち組。

現在は妊活も保険適用があるが、
40歳辺りで出産の確率は大きく下がるので、年齢と共に保険適用の回数が制限される。
番組内では、その後は高額所得者だけが妊活を続けられるのだと、
不満の声も上がっていたが、お金の問題だけではない。
永遠に妊活を続けるのも苦しいだろう。
政府の方針は、どこかで諦める線引きをしようという優しさも含まれている。

25分程度の短い番組なので、テーマを絞って語るしかない。
本気で「妊活」について、様々な立場の人達が集まって本音で話したら、
それは地獄絵図になるだろう。

モヤモヤする回だった。

そして、
子供が出来たら出来たで、
子育てが辛いとか、国の支援が足りないとか、
また色々騒ぐ。

モヤモヤは加速する。
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