読書傾向が海外物のミステリーか歴史物に偏っていて
日本の純文学を殆ど読んでいない。
ニュースで芥川賞の発表とかあっても、小説の内容については
限られたところまでしか伝えられない事もあって、
話題が作者の人物像に行きがちになる。
今回の人も面白コメントばかり何回もニュースで見てしまった。
(以前も、或る作家の風俗通いばかりが有名になってたっけな。)
受賞者はふたりいたのに、もう一方は何も伝えられず。
32歳まで母親に食わせてもらって小説書き続けてたってのがスゴイ。
物価の安い地方都市だったから良かったのかもね。
それと、母親が息子を信じてたんだね、良い作品を書いてるって。
美大に行ってた時、教授陣から「画家の仕事は絵を描く事だ。」と言われてた。
教授がアトリエに顔を出すと、「仕事してる?」という言い方をした。
この田中慎弥さんという作家も、自分は小説家なんだという
強い自負が早くからあったんだろう。
その意味において、彼をニートと呼ぶのは間違っている。
32歳までは作家としての収入がなかったに過ぎない。
...まぁ、フツーの家庭だったら迷惑だけどね。
昔の文士なんて人達も似たり寄ったりみたいなとこがあった。
ところで、芥川賞ももう146回にもなるんだね。
今回みたいにふたりの受賞者がいた時もあれば、受賞者無しの時もあって、
全体でかれこれ150人くらいの芥川賞作家がいたって事のなるのかな。
でも、その全員の作品が書店に並べられてるなんて事はあり得ない。
残念ながら。
今は 本が復刻されればネットで何でも手に入るようになるかもだけど、
書店の限られたスペースに本を置いてもらうってのは、ホント大変な事なんだ。
マンガだって、かなり広いスペースを取っているように見えるけど、
実際は限られた作者の限られたコミックスしか置いてない。
一般の書店で、過去に発行されたマンガ全てを置いとくなんて不可能だからね。
発行から1週間もしないうちに棚から外されちゃう運命。
ホント、厳しいんだ。
で、一昔前に自主制作本の発行のトラブルが何件か報道されてた。
それは確かに、発行に際して
書店に本を置くような事を約束した会社側が悪いんだけど。
でも、現実として、芥川賞作家の本すら満足に置けない状況がある。
それで無名の素人の本を置くスペースが、書店のどこにあるって言うんだ。
プロ作家になる為の修業もせず、編集者の批判も受けず、
ただ書いた本が売れるかも、なんて夢を見るのはどうなんだろう。
素人のど自慢でTVに出たからスターになれるって思うのと近い考えだよ。
世の中の誰もが苦労してお金を稼いでる。
そのお金で自分の芸を買ってもらうのって、ホントに大変な事なんだ。
日本の純文学を殆ど読んでいない。
ニュースで芥川賞の発表とかあっても、小説の内容については
限られたところまでしか伝えられない事もあって、
話題が作者の人物像に行きがちになる。
今回の人も面白コメントばかり何回もニュースで見てしまった。
(以前も、或る作家の風俗通いばかりが有名になってたっけな。)
受賞者はふたりいたのに、もう一方は何も伝えられず。
32歳まで母親に食わせてもらって小説書き続けてたってのがスゴイ。
物価の安い地方都市だったから良かったのかもね。
それと、母親が息子を信じてたんだね、良い作品を書いてるって。
美大に行ってた時、教授陣から「画家の仕事は絵を描く事だ。」と言われてた。
教授がアトリエに顔を出すと、「仕事してる?」という言い方をした。
この田中慎弥さんという作家も、自分は小説家なんだという
強い自負が早くからあったんだろう。
その意味において、彼をニートと呼ぶのは間違っている。
32歳までは作家としての収入がなかったに過ぎない。
...まぁ、フツーの家庭だったら迷惑だけどね。
昔の文士なんて人達も似たり寄ったりみたいなとこがあった。
ところで、芥川賞ももう146回にもなるんだね。
今回みたいにふたりの受賞者がいた時もあれば、受賞者無しの時もあって、
全体でかれこれ150人くらいの芥川賞作家がいたって事のなるのかな。
でも、その全員の作品が書店に並べられてるなんて事はあり得ない。
残念ながら。
今は 本が復刻されればネットで何でも手に入るようになるかもだけど、
書店の限られたスペースに本を置いてもらうってのは、ホント大変な事なんだ。
マンガだって、かなり広いスペースを取っているように見えるけど、
実際は限られた作者の限られたコミックスしか置いてない。
一般の書店で、過去に発行されたマンガ全てを置いとくなんて不可能だからね。
発行から1週間もしないうちに棚から外されちゃう運命。
ホント、厳しいんだ。
で、一昔前に自主制作本の発行のトラブルが何件か報道されてた。
それは確かに、発行に際して
書店に本を置くような事を約束した会社側が悪いんだけど。
でも、現実として、芥川賞作家の本すら満足に置けない状況がある。
それで無名の素人の本を置くスペースが、書店のどこにあるって言うんだ。
プロ作家になる為の修業もせず、編集者の批判も受けず、
ただ書いた本が売れるかも、なんて夢を見るのはどうなんだろう。
素人のど自慢でTVに出たからスターになれるって思うのと近い考えだよ。
世の中の誰もが苦労してお金を稼いでる。
そのお金で自分の芸を買ってもらうのって、ホントに大変な事なんだ。
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