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マンガ家Mの日常
女児の遺体がみつかると言う最悪の結果で報道された。

18歳を越えて、大人と言える年齢であれば、
犯罪に対しても、危機管理責任や判断力を問える面もあるけど、
6歳では抵抗も出来ない。
僅か6年で後の人生を奪われてしまい、可哀相としか言葉がみつからない。
沢山の辛い事も沢山の嬉しい事も、体験する権利を奪われてしまった。

犯人についてはまだ報道が途中であるけど、
47歳無職、生活保護を受けて、酒に溺れた生活だったらしい。

大の大人が小さな女の子を誘拐したり殺害したりした事件で、
犯人がアニメやマンガが好きだったりすると、
何故かそれらのアニメやマンガに焦点が当てられ、
規制の声が上がったりする。
出版社が急に改稿を求めて来たりもする。

まぁ、それはそれで仕様が無い面もあるのかもしれないけど。

今回の犯人は、お酒を飲んで酔うと、暴力的になる傾向があったらしい。
この犯人に限らず、これまでもそう言う事件は数限りなくあったし、
犯罪に至らないまでも、ごく普通の人でも、酔って暴力的になる人は多い。

なのに、飲酒に対する規制の声が上がらないのは何故?

1日に購入出来るお酒の量を規制するとか、
レストランや居酒屋でも、ひとりの客に出せるお酒を2杯までにするとか、
1回でも酔って迷惑行為を働いた人には法的に禁酒の措置をとらせるとか、
どんどん規制をしたら良い。

でも、そんな声が上がった試しは無い。
なんか、不公平だよね。

アニメの視聴者、マンガの読者って、日本だけでも何千万人もいる。
そのうちのひとりが犯罪を犯したら、アニメやマンガに規制がかかる。

一方で、お酒で犯罪を犯す人は遥かに多い。

なのに、なんで元凶を規制しないのかな。

TVをつければ、お酒のCMが氾濫している。
20歳を過ぎて間もないタレントも宣伝に大勢顔を出している。
TVのニュースや新聞でも、一生懸命酒類販売の後押しをしている。

なんなんだろうね、社会のこの二枚舌は。
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