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マンガ家Mの日常
Facebookを開くと、今日もてんこ盛りで載っている、
レジャーやグルメのあれこれ。
皆、パーティして、外食して、ミディアムレアのブランド牛食べて、
赤ワイン飲んで、毛先がカールしたブランド犬連れて...。
スーパーのセールで3パック68円(税込み)の納豆を買って、1パック食べた、
なんて言う話は何処にも無い。

知人は皆そこそこの年代の大人ばかりだから、
LINEとかでね「ダルい。」「ヤバイ。」ばっかり書き込んでる中高生とは違う。

最近、見ていて圧倒されるのは、子供の話題。
海外旅行、海外留学、習い事はバレエ、ヴァイオリン、
超名門校の学歴が並ぶ。
こういうの見るとね、少子化対策とかで税金取られるのバカバカしくなるよ。
自分が子供の頃、こんな贅沢出来なかった。
まぁ、時代が違うけどね。

あ、でも、見るとやっぱり、
ゴージャスな習い事してる子供のとこは、
親も子供の頃からそう言う習い事をしてたみたい。
そう言う家系なんだ。
日本の階級制。

でも、私は知っている、
そんな成功談ばかりではない事を。

何かで子供が上手くいかなかった時は、Facebookになんて載せない。
載せなきゃ、皆の間では無かった事になる。

ホントは、そう言う自分や子供の失敗談も載せれば良いのに。
皆で笑い合って、励まし合おうよ。

...と言いつつ、あんまりグチばっか聞かされるのもシンドイか。
悲劇のヒロインになりきってるタイプには付き合いきれない。

今のところFacebookは勝ち組の広場になってる。

私は、何か話題があればブログの方に書くので精一杯なので、
Facebookにはあまり自分発信の記事は書かない。
コミックス発行のお知らせを載せるのは、知人に仕事の説明をする為。
同窓会で会うとね、大体は
「仕事は何やってるの?」
「少女マンガ描いてる。」
「何処で連載してるの?」(おいおい、連載取るのがどんだけ大変か...。)
そう言う流れの会話になる。
毎回そっから始めるのシンドイんで、予め説明しておく。

でも、マンガと言えど、個人の本の出版なんて、
もしかすると傍目には自慢に見えているのかもしれない。

Facebookが毎回レジャーやグルメ、子供自慢大会になるのは、
それが誰からも攻撃されずに済む、当たり障りの無い話題だからかもしれない。
既製の話題例しか思い浮かばない、発想の平凡さもあるかもしれない。
くっついて来るコメントも退屈なのばっかだったりする。

子供達がゴージャスな習い事をしてたって、プロのアーティストになれる事も無い。
(なったって悲惨な生活が待ってるだけだしね。)
中途半端なお嬢さん芸見せられてもね。
(そんな時間があるんだったら、本物のプロの芸見てるよ。)

...やっぱ、そこは、褒めるしか無いか、当たり障り無く。

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