おおっ、久々に見た、オヤジ転がし！

某大企業のご令嬢。
華やかに過ごした大学卒業後、メガバンクへの入行は勿論コネ。
VIP専門のご営業。
入り婿を取って、寿退社。
経理を担当しながらも、ほぼ優雅な毎日。
パーティに明け暮れる日々。
企業名が彼女のアイデンティティ。

有閑マダムはそこそこ見てきたけれど、
セレブになると、アートフラワーとかプードルの世話とかしない。
お金と権力のある男性とのお付き合いが好き。
自身のお金と権力についてもあけすけに語る。
お金と権力のあるおじ様達はそれが楽しい。
物怖じしない彼女はお金と権力のあるおじ様達には人気。

一方で、当然ながらマダム達には嫌われる。
女性と男性の感性は全く違うので、同じ対応では両立しない。
でも、そんな空気は御構い無し。
お金と権力があって一生安泰だから。

でも、一緒にいると、やっぱり少しは空気を気にしてよね、と思う。


一流を目指して一流の人達とお付き合いするのが好きだそうだけど、
人によって一流の楽しみは違う。
贅沢なパーティに出て気を遣うより、
絵画や音楽等の芸術に触れている方が良い。
映画を見たり小説を読んだりする事に時間を使いたい。

かつて芸術は王侯貴族のものだった。
お金と権力の先に芸術がある。
でも今は美術館やコンサートで、手頃な価格で芸術に親しむ事が出来る。

芸術には宇宙の深遠がある。
芸術こそが終わりの無い、最も豊かな楽しみ。