ネットニュースから。
青年誌で活躍されたかざま鋭ニ先生が、膵臓癌で闘病の後、ご逝去されました。
75歳。
子供の頃、少年誌で作品に接した記憶があります。
長年に渡り、コンスタントに仕事を続けて来られた大ベテラン。
先日の石井いさみ先生に続き、
往年の少年マンガ黄金時代を支えた先生が旅立たれる寂しさ。
青年誌で活躍されたかざま鋭ニ先生が、膵臓癌で闘病の後、ご逝去されました。
75歳。
子供の頃、少年誌で作品に接した記憶があります。
長年に渡り、コンスタントに仕事を続けて来られた大ベテラン。
先日の石井いさみ先生に続き、
往年の少年マンガ黄金時代を支えた先生が旅立たれる寂しさ。
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先日、とある大ヒット少女マンガのバナー広告が
ネットニュースの端に上がっていて、1ページだけ画面が出ていた。
学校帰りに主人公と友達が3、4人で話しながら歩いている3、4コマの後、
下段に目的地らしき建物の入り口付近が描かれていた。
人物が描かれたコマには背景が無くて、真っ白。
建物の入り口付近が描かれたコマには人物が描かれていない。
無空間とゴーストタウン。
たまたまこのページだけがそうだっただけかもしれないけれど。
人物に合わせて、邪魔にならない背景を描き入れたり、
建物にいる人物を描いたり、
そういう、ごく普通の「風景」を描く力が乏しくなって来ている。
その原稿はデジタルではないかもしれないけれど、
楽な方に流れて、
写真のトレースから、加工、コピー、ペーストとなってくれば、
「絵を描く」力ではなく、「ツールを扱う」力に移行して行く。
絵を描くという「想像力」が弱まって行く。
昨今では遂に絵を描くアプリが進化して、
文字入力で「画面構成」が出来るようにさえなって来た。
ニュースで紹介されていたのを見ると、
まるでフランスのバンド・デシネのような完成度の高さに驚かされる。
そうなると...、
マンガもやがてはそのままアプリで3Dアニメに変換されて行くのだろうか。
マンガの価値はどこにあるのだろうか。
(続く。)
ネットニュースの端に上がっていて、1ページだけ画面が出ていた。
学校帰りに主人公と友達が3、4人で話しながら歩いている3、4コマの後、
下段に目的地らしき建物の入り口付近が描かれていた。
人物が描かれたコマには背景が無くて、真っ白。
建物の入り口付近が描かれたコマには人物が描かれていない。
無空間とゴーストタウン。
たまたまこのページだけがそうだっただけかもしれないけれど。
人物に合わせて、邪魔にならない背景を描き入れたり、
建物にいる人物を描いたり、
そういう、ごく普通の「風景」を描く力が乏しくなって来ている。
その原稿はデジタルではないかもしれないけれど、
楽な方に流れて、
写真のトレースから、加工、コピー、ペーストとなってくれば、
「絵を描く」力ではなく、「ツールを扱う」力に移行して行く。
絵を描くという「想像力」が弱まって行く。
昨今では遂に絵を描くアプリが進化して、
文字入力で「画面構成」が出来るようにさえなって来た。
ニュースで紹介されていたのを見ると、
まるでフランスのバンド・デシネのような完成度の高さに驚かされる。
そうなると...、
マンガもやがてはそのままアプリで3Dアニメに変換されて行くのだろうか。
マンガの価値はどこにあるのだろうか。
(続く。)
何年も前からデジタル背景を活用しているマンガ家さんはおられて、
既に3Dでの作画も行われていた。
背景を3Dにして、人物との正確なパースを構成する。
アニメーション映画の世界のよう。
人物に合わせた正確なパースを描くのはやはり難しい。
画面によっては、先に背景を描いて、そこに人物を当てはめる場合もあるけど、
何となくしっくり来なかったりする。
そういう悩みが3Dで解決されるのは有り難い。
まぁ、いくらか機械的な画面になってしまうきらいはあるけど。
だけども、ここでもやはり大きな問題がある。
3Dを製作する手間暇。
例えば、アメリカのシットコムのように、
同じ場所で延々と連載が続けられるんなら、手間暇をかけても
ちゃんとコスト回収出来るけど、
少女誌、女性誌の場合、長期連載は稀で、何なら読み切り短編の方が主流。
40ページの読み切り作品の為にかけられるコストは大きくはないし、
同じ場面でずっと話が展開されるわけではないので、
背景を使い回しする事もない。
1場面1場面で、どんどん背景が消化されて行く。
そうなると、サクッと手描きした方が遥かに早い。
で、結局、デジタル化の恩恵は限られてしまう。
(続く。)
既に3Dでの作画も行われていた。
背景を3Dにして、人物との正確なパースを構成する。
アニメーション映画の世界のよう。
人物に合わせた正確なパースを描くのはやはり難しい。
画面によっては、先に背景を描いて、そこに人物を当てはめる場合もあるけど、
何となくしっくり来なかったりする。
そういう悩みが3Dで解決されるのは有り難い。
まぁ、いくらか機械的な画面になってしまうきらいはあるけど。
だけども、ここでもやはり大きな問題がある。
3Dを製作する手間暇。
例えば、アメリカのシットコムのように、
同じ場所で延々と連載が続けられるんなら、手間暇をかけても
ちゃんとコスト回収出来るけど、
少女誌、女性誌の場合、長期連載は稀で、何なら読み切り短編の方が主流。
40ページの読み切り作品の為にかけられるコストは大きくはないし、
同じ場面でずっと話が展開されるわけではないので、
背景を使い回しする事もない。
1場面1場面で、どんどん背景が消化されて行く。
そうなると、サクッと手描きした方が遥かに早い。
で、結局、デジタル化の恩恵は限られてしまう。
(続く。)
デジタル背景の強みは、経費節減に尽きる。
リモートワークになれば、
仕事場や寝室等、アシスタントさん用のスペースを常設する必要も無く、
交通費や食費も支払い不要。
これは大きい。
写真からの描き起こしや加工等で、緻密で正確な背景画を描く時間短縮が可能。
高度なテクニックを持つ、数少ないベテランアシスタントさんでなくても、
それなりの背景を提供できる。
それはつまり、アシスタントさんの人数、もしくは仕事時間を減らせて、
大幅な人件費節約に結びつく。
一見すると、良い事だらけのようだけど...。
前段で書いた通り、
画面の記号化の問題は残り続ける。
そして、果たして、本当にどこまで経費節減可能なのか?
そしてむしろ、作業量が増えたと言うマンガ家さんもおられる。
アシスタントさん各自に提供しなければならないPCやタブレットは、
数年は使用可能なので、初期費用は何とかなると思うしかない。
自前で所持してくれていれば助かる。
そこのところは、それぞれの仕事の状況次第だろうから何とも言えない。
で、引っかかるのは、
写真資料の問題。
大手出版社だと、人気作家さんへは編集部から写真資料のサポートがある。
マンガ家さんが指示した風景写真を用意してくれたり、
例えば、格闘技もの等では、実際に格闘家の方に演技をお願いして、
それを写真やビデオに収めて、マンガ家に提供してくれたりする。
でも、こういうサポートを得られるのは、
人気連載を抱えている一部の作家に限られる。
それ以外のマンガ家は自分で用意するしかない。
また、資料にこだわる作家であれば、自分の思う通りの資料を求めて、
自分自身で写真を撮りに行くだろう。
緻密な背景が求められる、
或いは、マンガ家自身がそこを自分の画風設定にすれば、
写真資料確保の苦労は尽きない。
(続く。)
リモートワークになれば、
仕事場や寝室等、アシスタントさん用のスペースを常設する必要も無く、
交通費や食費も支払い不要。
これは大きい。
写真からの描き起こしや加工等で、緻密で正確な背景画を描く時間短縮が可能。
高度なテクニックを持つ、数少ないベテランアシスタントさんでなくても、
それなりの背景を提供できる。
それはつまり、アシスタントさんの人数、もしくは仕事時間を減らせて、
大幅な人件費節約に結びつく。
一見すると、良い事だらけのようだけど...。
前段で書いた通り、
画面の記号化の問題は残り続ける。
そして、果たして、本当にどこまで経費節減可能なのか?
そしてむしろ、作業量が増えたと言うマンガ家さんもおられる。
アシスタントさん各自に提供しなければならないPCやタブレットは、
数年は使用可能なので、初期費用は何とかなると思うしかない。
自前で所持してくれていれば助かる。
そこのところは、それぞれの仕事の状況次第だろうから何とも言えない。
で、引っかかるのは、
写真資料の問題。
大手出版社だと、人気作家さんへは編集部から写真資料のサポートがある。
マンガ家さんが指示した風景写真を用意してくれたり、
例えば、格闘技もの等では、実際に格闘家の方に演技をお願いして、
それを写真やビデオに収めて、マンガ家に提供してくれたりする。
でも、こういうサポートを得られるのは、
人気連載を抱えている一部の作家に限られる。
それ以外のマンガ家は自分で用意するしかない。
また、資料にこだわる作家であれば、自分の思う通りの資料を求めて、
自分自身で写真を撮りに行くだろう。
緻密な背景が求められる、
或いは、マンガ家自身がそこを自分の画風設定にすれば、
写真資料確保の苦労は尽きない。
(続く。)
早朝のネットニュースに訃報。
「750ライダー」等の青春マンガが懐かしい。
連載が進むにつれて、時代に合わせたほのぼのラブコメに移行していった。
それよりも「四角い青空」とか、アウトロータイプの作品が好きだった。
孤独を引き摺りながらも、ささやかな愛情を求める
主人公の姿に共感していたのかな。
当時の絵のペンタッチが洗練されていて美しかった。
生原稿は見た事ないけど、綺麗だろうなぁ。
あまり多くは買えなかったけど、何冊かコミックスを持っていた。
実家からこちらへ運ぶ時間が無く、手元に残せなかったのが残念。
ご冥福をお祈りします。
「750ライダー」等の青春マンガが懐かしい。
連載が進むにつれて、時代に合わせたほのぼのラブコメに移行していった。
それよりも「四角い青空」とか、アウトロータイプの作品が好きだった。
孤独を引き摺りながらも、ささやかな愛情を求める
主人公の姿に共感していたのかな。
当時の絵のペンタッチが洗練されていて美しかった。
生原稿は見た事ないけど、綺麗だろうなぁ。
あまり多くは買えなかったけど、何冊かコミックスを持っていた。
実家からこちらへ運ぶ時間が無く、手元に残せなかったのが残念。
ご冥福をお祈りします。