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マンガ家Mの日常
「魅入られた美女」再録にあたって、簡単な後書きコメントを提出。
編集長さんから早速受け取りの返信が届く。

再録料が下がっている事について伝えたら、
「売り上げ低下が少しあるのと、紙代、印刷代の高騰が原因」との回答。

紙媒体の売り上げ低下はあるものの、
出版業界全体としてはその分をデジタルの伸長で補っている筈なので、
ハーレクインの経営態勢に疑問を感じる。

そして、一番の問題は、
物価高で紙代や印刷代が値上がりしていながら、
外注であるマンガ家への支払いだけ下げられる、この大きな矛盾。
(新作を執筆している方々の原稿料がどうなっているかはわからない。)
何故、紙代や印刷代値上がり分を、再録料を削って支払いに当てるのか?
本来の売り上げで経費を賄えないのでは、ビジネスとして成立していない。

別の出版社、別の雑誌に移った場合、最初は不利な状況から始めざるを得ない。
結果を出してキャリアを積み、読者との関係を築く。
そうして、少しずつながらも原稿料が上がるのを期待する…筈が…。
振り返って、耐えていたあの期間は何だったんだろうと思う。

マンガ家だけが割を喰わせられる状況は深刻になるばかり。

出版社の社員さん達が、マンガ家と同様の待遇だったら、皆離職して、
出版社は崩壊するだろうな。
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