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マンガ家Mの日常
ネットニュースの速報で知る。

胃癌による病死。88歳。

怪奇マンガの先駆者として、個性際立つ作家。
「おろち」「漂流教室」「わたしは真悟」等々、数々の名作を世に放ち、
その人生と共に、問題提起を続けて来られた。

大昔、出版社通いをしていた頃、小学館の近くでお見かけした。
トレードマークの赤と白のボーダーTシャツが、横断歩道を渡っている。

これまで報道されて来た範囲でしか人物像を存じ上げないが、
群を抜く才能と共に、ゲイであった事も伝えられている。
マンガ界における、美輪明宏さんのような存在?
昭和の時代では、今より更に深い葛藤があっただろう。
それが作品に深みをもたらしていたのだとすれば、
読者は人の痛みを食べて生きる怪物のようにも思えてしまう。


ご冥福をお祈りします。


東京タワーの遥か高みでお寛ぎ下さい。



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