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マンガ家Mの日常
お笑い芸人さんが、個人事務所で3年間納税し忘れて、重加算税を課された。

納税し忘れるって、凄いね。
お金に対する危機感が薄い。

でも、逆に、3年間も忘れてるって辺りが、
悪意からではなく、
本当についルーズになっていたって言い分に、信憑性があるように感じられる。
脱税するんだったら、もっと巧くやってるだろうし。

ワイドショーでコメンテーターの人が、会社員時代の納税について触れる。
会社員はこんなにキッチリ大金を納税しているのに、という不満。

そういう言われ方を聞く度に、いつも少し気になる。

会社は会社で、しっかり様々な節税対策をやっている。
仕事上の必要経費は一定の範囲内で会社が負担する。
その上で天引きされる源泉徴収は、
フリーランスの所得税10%とは全く違って来る。
この段階で、既に会社員はとてつもなく優位に立っている。

マンガ家デビュー前後の頃、
収入が5〜600万円を超えるようになったら、
有限会社にするといった措置を取る方が良い、と聞かされた事がある。
結局何もしなかったけど。

個人的には、青色申告で、申告会に毎年定額の会費を支払い、
申告の時期に会の税理士さんに指導を受けて書類を作成している。
例年、同じような内容なので、それほど時間は掛からないが、
やはり自分では分かり難い箇所もあって、税理士さんに頼る。

会社員の人達が天引きに不満を抱いたとしても、
個人で納税申告する方が、もっと手間がかかるし、
税理士さんを雇うにもお金がかかる。
収入が1,000万円を超えるくらいでないと、割りに合わないだろう。

もし、会社員の天引きを廃止したら、
とてつもない人数の人達が申告忘れをして、
その処理に追われて、税務署は立ちいかなくなるだろう。
会社員の人達は、会社の専門の経理部が適切に納税してくれている事に、
もっと有り難みを感じても良いと思う。
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