仕事のペースが荒れていた竹宮先生を、
編集者が上原きみ子先生の所にアシスタントに行かせるくだりがある。
曲がりなりにもプロ作家として収入を得ていたら、
アシスタントに行く必要は無いし、
締め切りの遅れが続いていたら、それどころでは無いと思うのだけど、
担当さんとしては、上原先生のプロ意識を学ばせたかった。
今時、そういう親心のある編集者はいない。
出版社が若いマンガ家を育てようという意欲があった、良い時代。
以前知人から聞いた話で、ブログでも触れたかもしれない。
上原先生はマンガ家になる事を両親から猛反対されていて、
条件として、主婦としての地位をもって社会人と認められるよう、
仕方なく、好きでもない男性と結婚する事態になった。
夫となった男性もまたマンガの仕事を嫌がって、
締め切り直前の一番忙しい時に、わざと会社の人を自宅に招いて、
上原先生に接待を強いたとか。
それ程までに周囲から反対、邪魔されても、マンガの仕事を続けたかった。
読者からデッサンの狂いを指摘される事さえあったそうだけど、
ギリギリの状態で仕事をしていたので、批判も飲み込まざるを得なかった。
イヤイヤ行ってみると、竹宮先生も良い影響を受けたらしい。
でもその前に、本文の中には、上原先生に対して
「自分が評価しないタイプの作品」と書かれている。
そうかもしらんが、いや、そういう書き方をするかね。
上原先生の作品は、キラキラした可憐な少女が活躍する、
少女マンガの王道とも言えるタイプ。
当時の「少女コミック」の柱だった。
読者は上位3作品くらいが目当てでマンガ雑誌を購入するとされている。
アンケート10位前後を行ったり来たりしていた竹宮先生の作品は
雑誌の売上に貢献しているとは言えず、
言ってみれば、上原先生のおかげで食べていけていたようなもの。
敬意を払わずしてどうする。
若気の至りで、「評価しない」と思っていたにせよ、
今回本に書くにあたって、もう少し穏当な表現を考えられなかったのかなぁ。
編集者が上原きみ子先生の所にアシスタントに行かせるくだりがある。
曲がりなりにもプロ作家として収入を得ていたら、
アシスタントに行く必要は無いし、
締め切りの遅れが続いていたら、それどころでは無いと思うのだけど、
担当さんとしては、上原先生のプロ意識を学ばせたかった。
今時、そういう親心のある編集者はいない。
出版社が若いマンガ家を育てようという意欲があった、良い時代。
以前知人から聞いた話で、ブログでも触れたかもしれない。
上原先生はマンガ家になる事を両親から猛反対されていて、
条件として、主婦としての地位をもって社会人と認められるよう、
仕方なく、好きでもない男性と結婚する事態になった。
夫となった男性もまたマンガの仕事を嫌がって、
締め切り直前の一番忙しい時に、わざと会社の人を自宅に招いて、
上原先生に接待を強いたとか。
それ程までに周囲から反対、邪魔されても、マンガの仕事を続けたかった。
読者からデッサンの狂いを指摘される事さえあったそうだけど、
ギリギリの状態で仕事をしていたので、批判も飲み込まざるを得なかった。
イヤイヤ行ってみると、竹宮先生も良い影響を受けたらしい。
でもその前に、本文の中には、上原先生に対して
「自分が評価しないタイプの作品」と書かれている。
そうかもしらんが、いや、そういう書き方をするかね。
上原先生の作品は、キラキラした可憐な少女が活躍する、
少女マンガの王道とも言えるタイプ。
当時の「少女コミック」の柱だった。
読者は上位3作品くらいが目当てでマンガ雑誌を購入するとされている。
アンケート10位前後を行ったり来たりしていた竹宮先生の作品は
雑誌の売上に貢献しているとは言えず、
言ってみれば、上原先生のおかげで食べていけていたようなもの。
敬意を払わずしてどうする。
若気の至りで、「評価しない」と思っていたにせよ、
今回本に書くにあたって、もう少し穏当な表現を考えられなかったのかなぁ。
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