忍者ブログ
マンガ家Mの日常
CNNの記事から。
(詳しくはそっちを見てね。)

レオナルド・ダ・ヴィンチの名画「モナ・リザ」、
そのモデルとなった女性について諸説あって、
その解明の為、
有力メンバーのジョコンダ夫人の墓を暴いて頭蓋骨を取り出し、
顔の復元作業を施してみるんだって。
それで、絵と似てたら、モデルとして実証されたとする、と。

なんかね、そこまでしなくてもって思うんだけど、
そこまでしなくちゃ収まらない学者さん達もいるのね。

TVドラマの話で申し訳ないんだけど、
「BONES」ではデジタル3Dで顔の復元をしてみせてた。
技術的にはもう可能なんだろうな。
でも「ボディ・オブ・プルーフ」では、昔ながらの粘土付けでやってた。
警察も大都市とそうじゃないとこで差があって当然なんだけど、
今って、実際どこまで出来るもんなのかしらね。

人って、1年かそこらで太ったり痩せたり出来なくはないもんで、
20kgダイエットに成功した人の顔写真なんて見ると、まるで別人。
デジタル復元だと、太らせてみたり痩せさせてみたりが簡単に出来て良いかも。

つまるところ、その警察で機材を買うお金があるかどうかって事になるかな。

「モナ・リザ」は既に絵画ファンだけのものではなくなってる。
他のレオナルド作品についても同様。

科学的検証をするのは良いけど、でも、それより、私としては
絵画芸術を観る目の方が重要だと思う。
「これはレオナルドの埋もれた作品では!?」なんてのが時々出て来るけど、
科学的検証云々よりもさ、
まず、名画か、そうでないかって事が重要なんだよな。
これはレオナルドではあり得ないだろってのもあったりして、
そういう時、科学的検証においてどれだけレオナルドに近かろうと、
そいつはもうレオナルドの真作とする必要は無いんだよ。

万が一レオナルドの手によるものだったとしても、
本人が「げっ、失敗作。見てられん!」って思って捨てた絵だから、
そういうのは表に出さないであげて。

で、もし、「モナ・リザ」のモデルの正体が判明したら、
「キアラ」も一部描き直さなくちゃならなくなる?

その前に、再開出来たら、なんだけど。

自費出版の世界になるのかなぁ...。
誰か出資してくれんかしら。

PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック