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マンガ家Mの日常
自分の仕事が低調な時に、書店のコミックスコーナーに行って
他のマンガ家さん達のコミックスが山の様に並んでいるのを見ると、
自分の至らなさを思い知って落ち込んでしまうのです。
そこに並んでいるのはそれぞれのマンガ家さんの努力の結晶であって、
決して楽に描かれた物では無く、
また、努力及ばずにコミックスを出せず、消えて行ったマンガ家さん達も
大勢いるのだと、頭ではわかっているのだけど、
それでも、自分の力不足に、締め付けられる思いになってしまう。
本当は、勉強の為にも他のマンガも読むのが良いのでしょうけど...。

特にデビュー前後の頃かな、
好きなマンガが沢山あって、コミックス買ってよく読んでた。
でも、その頃は自分の方向性や絵柄に迷いがあり過ぎて、
好きなマンガを読んじゃうと、それぞれに感化されてしまいがちだった。
良い影響だけで済めば良いのだけど、
感化されていると、やっぱり物真似になりがち。
ネタもだし、絵の構図や台詞回しも頭に残ってしまってて、
気付かぬうちに真似しちゃってる。
そういうのがモロに出るマンガ家さんもいるんだよねぇ、
そうなっちゃマズい。
で、影響を受けても自作に響かないマンガだけ読むようになった。

勿論、どうしても好きなマンガはコミックスを買って読んでた。
でも、ここからが肝心。
好きなマンガがある時期にどんどん減ってしまった。

(続く。)
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