確定申告に行った日、青色申告会で待ち時間が長かった時の為に、
時間潰しに読もうと新聞を持参した。
ところがその日のその時間は誰も来ていなくて私ひとりだったので、
税理士さんがすぐ対応してくれて、新聞の出番は無かった。

申告が終わってホッとして、書類や何やを片付けるのが面倒で、
バッグをほったらかしにしていた。

先日、やっと思い立って片付けたら、新聞が読まないまま入っていた。
２月１９日の朝刊。
今更ではあるけど、一通り目を通した。

「カタール国タミーム首長殿下の来日を心より歓迎申し上げます。」
と全面広告が出ていた。

タミームさんとは面識が無くて、Facebookの友達でも無いので、
うちには来日の連絡が無く、来てたなんて知らなかった。
知らせてもらっても、申告で忙しくて会えなかったかもしれない。

カタールという国についてよくは知らないけど、
液化天然ガスや原油の産出国として、日本にとって重要な貿易相手国。
日本の一流企業が広告を載せている。

で、そこに書かれた歓迎の序文を読むと、
「最近では、アニメやマンガなどの日本のソフトコンテンツが
　カタール国内で人気になっている。」とある。
以前、ドバイに関する記事でも、日本のアニメやマンガが大人気だとあった。

全く異なる文化圏である中東諸国でも
既に日本のアニメやマンガがメジャーになりつつある。
今回の歓迎文でも、他の多くの産業を押しのけて紹介された。
マンガの仕事に携わる者として誇りに思う。
マンガは世界中の人々の心に届く力を持っている。

こうして海外の読者が積極的になっているのに対して、
日本のマンガ出版社だけが元気が無いように見える。
何でなのかな。