忍者ブログ
マンガ家Mの日常
全米オープン、ジョコビッチが違反でまさかの敗退。
雑に打ち出したボールが線審に当たり、危険行為とみなされた。
故意ではなかったのが分かるだけに残念だけど、仕方ない。
選手全体のマナーの向上が求められる。


大坂なおみは好調を維持している。
準備した7枚のBLMマスクを使い切る為にも、決勝まで進出しなければならない。


競技によっては、大会の中で政治的メッセージを提示するのを禁じている。
それもちょっとナンセンスかなとも思うけど。


アメリカでは、様々な形でデモを行う。
デモがそれぞれの地域に根付いている。

日本では、60年代の安保闘争の頃の学生でもは凄かったけど、
その後は沈静化の一途。
学生団体のシールズのデモが一時期話題になったけど、
シールズはあっという間に解散し
(初代の代表者が降りただけで、組織はまだ残ってるのかな?)、
TVニュースで姿を見る事も無くなった。

アメリカでも、日本でも、
デモは瞬間的に一定の効果をもたらすが、効果は持続しない。
それが、私がデモはあまり意味が無いと思う理由。

PR

「町山智浩のアメリカの今を知るTV」で、アメリカ大統領選挙の話の中で、
大坂なおみ選手の試合ボイコットについて触れられていた。
町山さんは「全米オープン準決勝」だと言っていたが、
正しくは、その前哨戦の「サザン&ウエスタンオープン準決勝」で、
今年に限ってはコロナ感染対策で、選手の移動の負担軽減の為に、
全米オープンと同じ会場で開催された。
町山さん、テニスは詳しくないんだね。

ついでに言うと、もし全米オープンだったら、
大坂なおみであれ誰であれ、準決勝をボイコットはしなかっただろう。
グランドスラム大会の価値は選手が一番よく知っている。

褐色の肌で、アメリカで暮らす大坂なおみと、日本で暮らす日本人とでは、
人種差別の問題に対する意識に開きがあるのは確かで、私を含め、
試合のボイコットに違和感を覚えた人は少なからずいた。
単純に言ってしまうならば、人種差別反対の意思表明で職場放棄したのだから。

アメリカの有名スポーツ選手においては、
試合のボイコットという手段が、抗議の形として定着しているのかもしれない。
町山さんの解説によれば、今回の大坂なおみのボイコットで、
テニス協会も動いたとの事。
大坂なおみは全米オープンに入ってからも、抗議の黒いマスクを着用しており、
マスクには、最近の黒人被害者の名前が記されている。


部外者の身では、プロテニス界内部の人種差別の状況を知る由はない。

かつては、アーサー・アッシュ、ヤニック・ノアといったチャンピオンがおり、
現在ではウィリアムズ姉妹を始め、多くの黒人選手が活躍している。
アッシュの時代はもっと厳しかったと推察されるが、
時代の流れの中で、少しずつ差別撤廃の方向へ舵取りがなされたと思われる。

サッカーや野球のように、限定された地域でリーグ戦が行われる競技と違って、
プロテニスツアーは世界中から選手が移動して大会に参加しており、
どの大会も常にオリンピック状態で、様々な人種の選手がいる。
それは、人種に対しての見識を深めるのに功を奏しているのではなかろうか。

ウィスコンシンでの事件に抗議して、
大坂なおみ選手が準決勝をボイコットしていた件。
一転して、1日延期の後、出場となった。

どうしても少し違和感が残る。
コロナ禍で無観客だったのは不幸中の幸いだったかもしれないが、
現地ではTV中継があったかもしれないし、
相手選手やスタッフ、スポンサー、大会主催者に対して、礼儀を欠いてはいないか。
抗議を向ける方向、対象が違っているように感じる。

大会主催者側には何の非も無い。
逆に、大坂なおみは何らかの処分を課されても仕方ない。
でも、今回のようなデリケートな状況下では、
大会主催者側が対応を誤れば、批判が殺到するのは間違いない。
大坂なおみに賛同する形で、大会を1日延期したのは、英断だった。


果たして、自分が大坂なおみの立場だったら、どうしただろうか。
大坂なおみを批判するのも容易いけど、誰にとっても、深く考える責任はある。

ウィスコンシンで黒人男性が警察官に背後から銃で撃たれた事件を受けて、
大坂なおみ選手が準決勝戦をボイコットした。

現地アメリカでの黒人社会的と、日本とでは、
受け止め方に大きな差があるのは想像出来る。

でも、果たして、
大坂なおみが出場中の試合をボイコットする事に、どういう意味があるのかは、
テニスファンとして少し疑問に感じる。
むしろ、堂々と優勝して、存在感を示す方が良い。

インタビューで、連戦で疲れが溜まっていたとも語っていたそうなので、
来週からの全米オープンに向けて、少し休みを取りたかったのではという、
うがった見方も出来なくはない。

日本からは距離がある。

コロナウイルス感染予防で、テニスコートが閉鎖になってから、
コーチから毎月、月の頭にメールが来ていたんだけど、6、7月と来なくて、
こちらからメールしてみたけど、なかなか返信が来なくて、
年齢が年齢だけに、もしやコーチも感染して倒れたのか…と、
密かに心配していたら、今朝やっとメールが来て、
今週木曜日にレッスン出来る事になった。

半年ぶりのテニス。
昨年後半から殆ど出来ていなかった事もあって、プレーはまた出直しな感じ。
今週は雨が気になる。