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マンガ家Mの日常
テニスは世界最高の権威のある大会として、グランドスラム4大会があるので、
オリンピック競技としては特に必要ない。
サッカーのような年齢制限も無いから、出場しているのはトッププロばかり。
基本的には個人競技なので、母国の為に戦うという感じでもない。

それでも大会があるからには、ビッグタイトルとして1個は押さえておきたい。
今大会は、ジョコビッチがゴールデンスラムに挑戦する、
それ以外の何物でもない。
厳しい年間のツアー日程を考慮して、欠場したトップ選手も多数いる中、
王者ジョコビッチが時差のある日本までわざわざ来たのは、
金メダルを獲る、それだけ。
それしか眼中にない。
金メダルを絶対獲る。


女子では、大坂なおみ選手が3回戦であっけなく敗退し、
日本のマスコミもやや引き気味で、ネットが荒れている。
全仏、ウィンブルドンと、続けて棄権して、大きな大会から遠ざかり、
そのすぐ後で楽に勝てる程、他の選手達は甘くはなかったという事。
大坂のメンタルの不安定さが出てしまった。
それに尽きる。

このブログでも再三取り上げているテーマ。
どうも昨今の大坂のやってる事はチグハグ。
内気で話し下手だから、試合後の記者会見には出たくない、
うつ状態が続いているとしながら、
インスタや有名雑誌で大胆な水着姿を披露し、
密着長編ドキュメンタリー番組公開。
マスコミやネットで叩かれても仕方ない。

多様性に対する捉え方や、選手のメンタルヘルスの重要さについて、
大坂の言動を交えながらあれこれ議論もなされているけど、
大体がそういう事を騒いでる人達って、テニスファンでも何でもなかったりする。

この場で詳しく書き出すと長くなるので、今はとりあえず短く書く。

「テニス選手である前に、一人の黒人女性。」と言うのは大事な考え方だけど、
今の大坂があるのは、テニス界あってこそ。
それを少し忘れているような気がする。
大会や記者会見も、むしろ、大坂を支えてくれている側。
サーシャ・バインコーチを急に解任した時の事も頭をよぎる。
うつ状態、メンタルヘルスを考える時、
他者のせいにする前に、自分自身の内側に向き合う事も必要。

大会の規定が嫌で試合を棄権するなら、アマチュアでテニスを楽しめば良い。
大坂に向けて、そう発信するメディアもある。
マスコミに注目されるのが嫌なら、このままズルズルと敗退を繰り返し、
2、3年活躍しただけの過去の選手となってしまえば、
マスコミはすぐに大坂から離れるだろう。

そうなって欲しくない。
大坂には、もっとテニスに集中し、ベストパフォーマンスを見せてもらいたい。
テニスファンがビッグ3を愛するのは、彼らの個人的な事情故ではなく、
彼らのパフォーマンスに感動するから。

「黒人女性であると同時に、一人のテニス選手。」
大坂にはそうあって欲しい。
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