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マンガ家Mの日常
コロナウイルス対策で世界中が揺れる中、
大型イベントが中止や延期を余儀無くされ、
最大級の世界規模イベントであるオリンピックも、遂に延期の措置が決定。
延期の時期をどうするかがテーマとなった。

いずれにしても、
ここまでの大きなイベントになると、地域経済の負担が大きいので、
経済的課題を第一に考えなければならない。
「スポーツ精神とは違うところで議論されている。ビジネスと切り離せないのか。」
と憤っていた人がいたが、
イベントはビジネスだし、
五輪は基本的にはアマチュアスポーツの祭典だけど、プロの選手も多く参加するし、
現在アマチュアの選手達も、五輪に出場するレベルの上級者であれば、
日頃からスポンサーが付いて活動しているし、
五輪出場、五輪での結果を勲章として、
プロに転じたり、引退後にスポーツビジネスに活かす。
そうした側面も大きいので、選手達にとってもビジネスチャンスだと言える。

前述の発言は、Facebookの友達のもので、勢いに任せた中途半端な投稿でしかなく、
その人の考える「スポーツ精神」というのがどういうものなのかも
明記されておらず、話にもならなかった。

「スポーツ精神」とは何なのか?
「選手ファースト」がクローズアップされるけど、
五輪に出場する上級者ばかりを優遇する事ではない。
突き詰めれば「世界中の人達の健康」だと思う。
であれば、コロナ対策は当然ながら、地域経済を安定させる事も重要。
経済が安定しなければ、人々の生活は担保されず、健康にも害をもたらす。
「スポーツ精神」を美辞麗句のように掲げるのは、それこそナンセンス。
第一、それを言い出した友達からして、
過去の実績を踏まえてスポーツビジネスをしているのだから。

五輪が世界規模の大型イベントとして価値を持つのは、
出場選手達がハイレベルなパフォーマンスを見せる事にあるので、
選手の存在は貴重で、何らかの優遇措置が検討されるのは当然とも思うが、
現況で何が出来るのか?

延期がいつになるかがまだ発表されていない。
これまでの報道を見る限りでは、2年延期がベターだと思える。
しかし、2年後となれば、ピークを過ぎてしまう選手も大勢いて、
選考のやり直しで涙を飲まざるを得ない選手も多く出て来る。
運も実力のうちと言ってしまえばそれまでなんだけど。

逆に、交通事故で怪我をした、バドミントンの桃田選手や、
病気療養中の、水泳の池田選手にとっては、
体調を回復させる絶好の期間が出来たとも言える。

何がどう災いするかわからなければ、
何がどう幸いするかもわからない。

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