もはや予想通り、と言うだけだけど、
ナダルの完勝!
ストレートセットであっけなく勝ち切った。
アンダーソンは決勝にふさわしい緊迫したゲームを演出出来なかった。
アンダーソンが悪かった訳ではない。
全ての要素においてナダルが上回っていた。
TV画面を見ていると、少し違う感覚に気づく。
アンダーソンが立っていると、コートが小さく見える。
それもその筈、身長203cm。
ナダルも決して小柄な選手ではなく、188cmあった筈。
それでも両者が並ぶと、ナダルが小さく見える。
デル=ポトロ、ラオニッチ、チリッチらも2m近い身長。
彼らは手を伸ばしただけで、コートの端に飛ぶボールにまで届くように見える。
反面、バスケットボールと違って、常に低い姿勢をとるテニスでは、
極端な高身長の選手は膝を故障しやすいと言うデメリットも抱えている。
ビッグ4のような身長190cm前後の選手が好成績を残すのはその為。
しかしながら、アンダーソンが快進撃を見せ、デル=ポトロが復活した今、
高身長の選手達に更なる道が拓けて来る可能性もある。
スポーツ科学の進歩で、身体のケアは確実に進化しているならば、
恩恵を最も受けるのは、生まれながらの恵まれた体格を持つ選手達だろう。
アンダーソンの活躍は、テニスの変わりゆく側面を見せたのかもしれない。
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