忍者ブログ
マンガ家Mの日常
男子フリーでは、羽生君は一位になったものの、ミスが目立ち若干精彩を欠いた。
おそらく、グランプリシリーズ最終戦に年間のピークを合わせていたので、
今の時期はコンディションを下降させているのだろう。
見る側としてはやや物足りなかったけど、
世界クラスの競技者になると、ピーキングが重要なので、今回は仕方無い。
とはいえ、宇野昌磨に総合では抜かれ、フリーでも僅か2点差まで詰め寄られて、
心中穏やかとは言い難く、
平昌五輪に向けて気を引き締めたに違いない。

女子では、メドベーデワが貫禄を見せつけている。
ロシアの女子の選手層がとてつもなく厚い。
ソチ五輪金メダリストのソトニコワは既に影も形も無く、
天才少女リプニツカヤも、成長での体型の変化にやや苦闘している。
ポゴリラヤや、今回出場したラジオノワも、メドベーデワに水を開けられている。
ソチ五輪の後のシーズンで、トリプルアクセルを軽やかに決めて女王の座に着いた
トゥクタミシェワはどうしているんだろう。
皆、トップクラスの実力者ばかりだけど、
国ごとの代表枠が決まっているので、五輪に出たくても出られない。

日本女子では、樋口新葉と三原舞依が素晴らしい成長を遂げた。
浅田真央の引退で、蓋を開けたように飛び出してきた。
16歳、17歳という若さで、怖いもの知らずのような溌剌とした演技。
樋口新葉はジャンプの降り口がとてもスムーズで、音も無く降りるように見える。
表現力も成熟している。
もうちょっと身体が絞れたら綺麗なのにと思わなくも無いけど、
無理なダイエットで体調を崩すよりは、今のままで良い。
一方、三原舞依は安定感があるとのことで、
代表選考になったら、総合力で強さを見せるだろう。

日本女子の五輪代表はどうなるか、予測がつかない。
故障で休養中の宮原知子を含めての三つ巴。
今のままでは本郷理華は弾かれてしまいかねない。勿体無い。
PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック