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マンガ家Mの日常
時間節約の為、録画して追っかけ再生して見ていて、
途中iPhoneでネットニュースを開いたら、
羽生君が206点獲得したという項目が目に入ってしまった。
やっちまった、と思ったけど、自分の責任。仕方がない。
でも、安心して演技を見ていられる。

冒頭の4回転ループを成功させたものの、続く4Sは回転不足で減点。
それでも精巧な演技で着々と得点を重ね、トータル300点越え。

ところが、絶好調のネイサン・チェンはショートに続き
フリーでもミスの無い完璧な滑り。
冒頭の4回転ルッツの大技で大きく点を取り、
その後も抜群の安定感で余裕のあるジャンプを次々と決めて、
圧巻の演技で羽生君さえも大きく引き離し、難なく優勝を手にした。

羽生君がショート、フリー共にノーミスであれば、
ギリギリ勝負出来た得点だろうか。

チェンの演技はジャンプの為の演技で、
踊りの美しさという点では羽生君の方が明らかに優れている。
でも、競技として得点のルールがあって、その中で順位が決まるので、
この結果は受け入れざるを得ない。

羽生君は4Aに既に取り組んでいるという。
それだけの大技を会得しなければ、絶対王者の地位は守れないかもしれない。
次の五輪まで、2人はどう進化していくのだろうか。

羽生君も宇野君も、故障明けだった事を思えば、
よくここまで挽回したと言って良い順位だった。
でも、彼らの目標は金メダルにしかない。

それにつけても、
男女共に、ジャンプの進化で、フィギュアスケートの勢力図が塗り替えられた。
女子ではザギトワ、メドベージェワのロシア勢が1位と3位を獲得したが、
2位に割って入ったトゥルシンバエワはカザフスタンの選手で、
アジア系の要素を持つ。
4、5、6位を日本勢が押さえる。
男子は1〜6位まで、日本勢を含め、全員アジア系。
アジア系のコンパクトな体系が、シングルスにおいては、
ジャンプを中心とする現行のフィギュアスケートのスタイルに
適していると実証された。
紀平梨花には、後は、勝負への執着を望む。

羽生君の奇跡のように美しい演技を見る事が出来る時代に生まれた
幸運に感謝しつつ、
次のシーズンを待ちたい。

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