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マンガ家Mの日常
うわぉ!な話。
昨日久々にジムに行って来て、会員さん達とおしゃべりしてたところ、
一人の方がレディーガガのTシャツを着てたので そこから話が広がりました。

レディーガガが来日した時、専属のメイクさんが同行してたんだけど、
MTVのショーだけは 日本人のメイクアップアーチストを起用する事にしていて、
コンペをやって、結果採用となったのが ジムのある会員さんだったそうです。
(昨日はその方来てなくて、了解を取ってないので名前は伏せますが、
 検索したら詳しい情報が見つかる筈なので、興味のある方は調べてみて。)

以前から トップブランドのショーのメイクの仕事をしたりしてるという話は
聞いていたんだけど、レディーガガとは....!!!
楽曲やダンスもさりながら、ガガと言えば何より ヴィジュアルへのこだわり。
そのガガにクリエイティヴィティーを認められたんだから スゴイ!!!

その会員さんとは 仕事について知る前からの知り合いなので、
なんか気軽に私のコミックス渡したりしちゃってたんだけど、
次会ったら ちょっと緊張しちゃいそうだね。
コミックスのお礼で 高級な化粧品とか貰っちゃったりしてたよ。

ジムの帰り 地下鉄に乗ってると、周りの人が皆凡人に見えてしまった...。
(ゴメンナサイ!)


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CNNのホームページから。
自宅で死亡していたそうです。麻薬の影響なんだろうね。
そんなのは全部本人の責任な訳だけど、なんか儚い。

麻薬で死んだようなミュージシャンに対しては 否定的感情が募る。
だからニルヴァーナなんか どうしても聞く気になれない。
周りにファンの人は多くて、良い楽曲なんだろうとは思うんだけど。
当時のオルタナティブロックの中でも、ニルヴァーナは厭世的過ぎたかな。

麻薬の使用は 元はジャズミュージシャンが頻繁にやっていて、
それがカッコ良く見えたもんで ロックミュージシャンが後追いしたんだとか。
クリント・イーストウッドの映画「バード」なんかでも
後半チャーリー・パーカーが麻薬の影響でどんどん落ちぶれていっていた。

ただ、ジャズ好きとしては ジャコ・パストリアスを捨てきれない。
才能もだけど、愛嬌があるからかなぁ...。
伝記読むと、やたら自信過剰のイヤな野郎なんだけど、
なんだか つい面倒を見てやりたくなっちゃうような。
有り余る程の才能に恵まれて ジャズのトップシーンに立ったものの、
麻薬で壊滅的に落ちぶれて、廃人になって、最期は
フラフラとクラブに近づいて、ガードマンにひどく殴られたのが原因で
見る影もない状態で死んじゃったんだとか。
ガードマンも相手がジャコだなんてわからなかったって。
惜しい才能を失ったとも感じるけど、自分勝手で哀れな人生の終焉。

ビートルズやローリングストーンズの世代の人達は
60年代から麻薬の情報に接していたのかな。
私が麻薬の文字を初めて見たのは 大和和紀先生の「モンシェリ ココ」。
(「週刊少女フレンド」掲載。TVアニメにもなった大ヒット作。)
パリでファッションデザイナーを目指す女の子の話。

ココはある時サイケデリックな服のデザイナーに遭遇して
衝撃を受けるんだけど、
その服の魅力 は麻薬の影響でもたらされたものだったと知って反発する。
デザイナーは有名ブランドで大量の仕事をこなしていて、
その疲れから麻薬に手を出して 結局中毒になってしまってた。
ココは彼に麻薬を止めさせたい。
で、彼と知り合う過程でクラブに足を踏み入れて
そうとわからないままLSDを服用して 幻覚を見ちゃう。

読んでた当時は子供で、パリもデザイナーも遥か遠い世界だったから
麻薬なんてのも まるで意味がわからなかった。
そんな、意味わかってない子供ばっかが読者の時代だったから
主人公がLSDで幻覚を見るなんていうエピソードが許されたんだろうな。
今は未成年の喫煙シーンなんか 完全アウトだから。

青年誌とかだと その辺どうなんだろう?
近未来SFみたいな設定でスルーしちゃってるのはあるのかな。

ちなみに私は 子供の頃両親がヘビースモーカーだったんで
副流煙にだいぶやられてるんじゃないかと思う。
今、道端で数メートル先で誰かがタバコ吸ってたりすると、
流れて来る煙で息が詰まりそうになるもんなぁ。
喉が弱いのと何か関係あるのかしら。

旅行期間中 ゴチャゴチャ書いたのですが、
やっぱりゴチャゴチャした内容で 
U2ファン以外の方には わかりにくい内容になっているようなので、
とびとびになるかもしれませんが 少しずつ書いていこうかと思います。

「何故そんなにU2が好きなの?」って、
リーサにもTV局の取材の人にも聞かれたけど、
こういう質問って、答えるのが難しい。
先日友人に会った時にも「U2ってどんなバンドなの?」って聞かれて、
結局、グラミー賞がどうとかっていう、記録的な部分しか伝えられなかった。

シンプルに言えば、「良い音楽だから好き。」って事に尽きるんだけど。

音楽でも 映画でも マンガでも スポーツでも、
その他あらゆる物事についても、
夢中になるのって 人それぞれのタイミングがあると思う。
大抵は10代で 初めてその事に遭遇した瞬間なんだろうけど、
その時の自分の状況だとか、渇望する感性だとか、
その時にしか無い何かが揃った瞬間とのマッチングが大事。

実際、世の中を見渡せば、素晴らしい出来事に溢れている。
それらを見て、今 大人の感性で
「素晴らしい。」と受け止める事ができるのだけど、
継続的に追いかける程 夢中になったりはできない。
仕事や雑事に追われて 忙しくて時間が取れないってのもあるんだけど。
でも、多分、本気で好きな事だったら、
なんとか時間のやりくりして 行っちゃうもんだよね。

そうはない感覚なんだけど、何かを無茶苦茶好きになる時って、
自分から追いかけて行くというよりも、
向こうがこっちを捕まえに来る感じ、逃げる間もなく。
そうなると もう責任取ってもらうしかないんだ、
ここまで魅了したのは そっちなんだからね。

...なんだか まだ全然答えになってない。
暫く色々書いて、自分の答えを整理します。

友人の紹介で銀座のSWING-CITYに行って来ました。
NY的なスタンダードジャズ。
ステージ側の良い席を取っていただいた事もあって、
繊細な音の響きが豊かに 身体の奥に伝わって来ました。

仲間で賑やかに楽しむのも良いし、
好きな曲に浸るのもまた良し。
片側の席には年配の男性が一人で来店して 渋く聞き込んでいました。

そんな光景が様になる女になりたいぜ。

映画のイメージが先行していた ヴィンセント-ギャロでしたが、
私がよく知らなかっただけで、
音楽活動の方で、すでに何度か来日していたらしい。

BLUE NOTEのようなスペースで体験できたのは
本当に恵まれていました。

フロアスタッフに席に案内された際、
写真などは絶対撮らないよう、説明されました。
もし誰かが撮影したら その瞬間ライブを中止にするとか。
基本的にはどのコンサートでも撮影禁止なので、
特に言われるまでもなく、撮影するつもりはなかったのですが、
V.G.は極度にシャイで、なるべく人に見られたくないんだそうです。

ステージに上がってすぐ後ろ向きでしゃがみこんで
ギターのチューニングを始めたかと思ったら、
1曲...2曲そのまんま弾ききりました。
その後、立って演奏し始めても やっぱり後ろ向き。
横顔はちらほらと見えたけど、正面は振り向き様の一瞬だけでした。
いやいや、徹底してる。

そういう人が映画や音楽を作るって言うのも不思議な気がしますが、
そういう人だからこそ、できる作品があるのでしょう。

どういうジャンル分けをしたらいいのかわかりませんが、
途切れることなく響き続けるギター、
笛の音のようなシンセサイザー(お手製?)、
そして、ハスキーな女性ボーカルのような、
高音で繊細な V.G.の歌。
N.Y.のアパートの中で緩やかな草原を夢想するかのような感覚でした。