忍者ブログ
マンガ家Mの日常
ベテランロックバンド、モーターヘッドのリーダー、
レミー・キルミスターのドキュメンタリー映画。

極悪...って、タイトルスゴイけど、別になんも悪い事はしてない。
原題はただの「レミー」だけだから、インパクトを付ける為に追加したんだろう。
モーターヘッドには詳しくないんで良くわからないんだけど、
アルバムのタイトルで極悪のフレーズを使ったものがあるらしい。
悪い事って、まぁ、日本では違法のドラッグは多少やってるかもね。
後は...60歳過ぎてもロックやってるって事?
撮影当時63歳だったそうだから、今は65歳くらいかな。

モーターヘッドはヘヴィメタルって言うより、ややパンク系のノリがある。
ゴツいパンクロック。 レミーが元々イギリスの出身だからかな。
パートはベースなんだけど、リードベース。
スピーディで主旋律に近いとこを演奏してるタイプ。

今はLAに住んでるらしい。
冒頭、安っぽいアパートの雑然としたキッチンで
レミーがジャガイモを刻んでフライにするところから始まる。
独身なんだって。
その昔グルーピーとの間に出来た子供ふたりがいて、
片方とは音信不通なんだけど、もう片方とは親交がある。
ロックミュージシャンになって、オヤジと一緒にステージに立ったりしてる。
極道なロックライフを信条としていても、やはり息子は可愛い。
息子が可愛いと思うレミーが可愛い。

ロックミュージシャンで豪邸に住んでる人も大勢いるけど、
レミーは家に対してのこだわりが無かったんだろうね。
家族がいれば、良い家を建ててやりたいとか思うんだろうけど。
まぁ、それでも、キャリアを考えると、
もうちょっと良いとこに住んでも良さそうな。
代わりに、古い刀剣とか軍用品とかコレクションしてる。

ソフトドラッグやらお酒やらで、普通ならとっくにガタが来てそうなんだけど、
本人も認めるところで、やたら身体が丈夫らしい。
だから、60歳過ぎてもロックライフが続けられる。
さすがに糖尿病にはなっちゃってるらしいけど。

でも、若い頃の名曲で延々繋いでる有名ミュージシャンも多い中、
レミーはとにかく日々自分で曲を作り、歌詞を書いて、
レコーディングルームに通っている。 本物のアーティストなんだ。

家庭を大事にしたくて音楽活動を控えるタイプの人もいる。
勿論、家庭を大切にしつつ、第一線で活躍している人もいる。
姿勢は人それぞれだし、出会いの運不運もあるから、一概には言えない。
でも、ファンの立場から言うと、
好きなミュージシャンが 理由は何であれ、キャリアを中途半端にしていると、
なんだか捨てられたような気分になってしまう、
アルバムやコンサートをずっと楽しみにしていたのに。
ファンの言い分なんて、所詮勝手なものなんだけど、
ミュージシャンには身体が許す限り 現役のアーティストであって欲しい。
その意味でレミーは最高のアーティストだと言える。

ロックに興味が無くて、モーターヘッドの曲を聞くのは無理かもっていう人でも
この映画は楽しめるんじゃないかな。
こんな、訳わからんオヤジもいるんだって思って見てもらえれば。

今日ドリームシアターのチケットが届いた。(まだ受け取ってないけど。)
今回は座席指定だから楽だけど、行きたいコンサートであれば
スタンディングだって頑張るさ。
U2のコンサートなんて 丸一日並んで待ってるんだもんね。
こうやってひたすら付いて行ってるファンもいるんだよ。
PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック