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マンガ家Mの日常
これもまた、暫く前に録画して、ほったらかしになっていた映画。
見ようかどうしようか、決定打に欠けていたから。


低迷中のホラー小説家ホールは、一人で本を抱えて田舎町にサイン会に来た。
数年前に娘をボートの事故で亡くして以来、酒浸りになり、仕事に身が入らず、
妻は請求書に追われてイラついていた。

町の保安官ラグレインジが、町で起きた事件を元に、共同執筆を持ちかけて来た。
保安官事務所の死体安置所に収容されている少女の遺体には、
胸元にヴァンパイア退治の大きな木の杭が刺されていた。

ホールは執筆は一向に進まず、進むのは酒量ばかり。
夢の中でエドガー・アラン・ポーと出会い、
昔、牧師が養っていた少年少女達を毒殺した事件を目の当たりにする。
たった一人逃げのびた少女Vの幻影を見る。

オカルト信仰集団のリーダーのフラミンゴという青年がVを助けるが、
Vは保安官に捕まってしまう。
ホールが助けに行くと、Vはホールの首筋に噛み付く。
保安官助手は刺し殺され、保安官は首を吊って死んでいた。

幻想と現実が曖昧。
ホールは事の顛末を小説に書いて、無事出版。


ゴシック・ホラーのイメージ先行の低予算作品で、
正直なところ、何が面白いのか、よく分からなかった。
事件の真実がどうか、という事でなく、イメージを楽しめば良いのかな。
それにしては、ヴァンパイアとかエドガー・アラン・ポーとかって、定番過ぎる。
巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督作品と知って驚くけど、
後年、こうした実験的映画の製作に傾倒しているらしい。

主演のヴァル・キルマーはアイスマンの精悍さは何処へやら、
すっかりだらしなく太ってしまった。
まぁ、適度にカッコ悪くなっていた方が、逆に色々な役が出来るのかな。
でも、もうちょっとカッコイイ姿をキープして、
女性ファンに夢を見せて欲しかったな。
出来の悪いジェフ・ブリッジスといった感じ。
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