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マンガ家Mの日常
そのものずばりの過激なタイトル。
なんだけど、コメディ映画。
いつもながら、深夜寝付けない時間帯に、短めの映画を見る。


アニーとジェイの夫婦は仕事と子育てに疲れてセックスレス気味。
若い頃の情熱を呼び覚まし、楽しもうと、自らのセックス動画を撮影。
翌朝削除する筈だったが、
ジェイが友人達へのプレゼント用に持っていたiPadに音楽等を入れようと
アプリを使って同期したところ、セックス動画も入ってしまった。
匿名のメッセージで気づかされ、慌てて回収に奔走する。

メッセージの主は友人夫妻の息子ハワードだった。
動画を流出させない代わりにと25000ドルを要求してきた。
アニーとジェイは動画サイトの会社に忍び込み、警備にすぐ見つかってしまうが、
オーナーと話し合って流出を無事食い止めた。

ハワードはまだコピーを持っていたが、
アニーとジェイの息子のクライヴとの友情を大事に思い、コピーを手放す。
めでたしめでたし。


セックス動画の流出という今日的なテーマではあるけど、
ストーリーには何のひねりも無い。
ドタバタコメディとして楽しめば良いんだろうけど、
何か一つ二つくらいは独自性のあるエピソードを見せて欲しかった。
母親やCEOは知らんぷりしてたけど、実は見てたってのもありだよね。

それにしても、キャメロン・ディアスがかなり大胆にオールヌードを披露していて、
ベッドシーンもまた大胆。
今更こんな汚れ役をやらなきゃならないのかな、とは思うけど、
キャメロン・ディアスだからこそ、セックスをエロチックながらも健康的に、
明るくあっけらかんと見せる事が出来たんだろう。

他の女優だったら、と考えてみると、
ドリュー・バリモアあたりなら同様に楽しく演じられそう。
ジョディ・フォスターだったら、殺人事件に発展するな。
ニコール・キッドマンだったら、
動画流出をきっかけにスターにのし上がるサイコな女とか?


アメリカでは10代の少女が裸の画像を拡散されて自殺するという
痛ましい事件もあったし、
日本でもリベンジポルノは社会問題となっていて、被害者の大半は若い女性。
そうした被害者やご家族がこの映画を見たら、と思うと複雑な気持ちになるけど、
敢えておバカコメディとする事で、
ポルノ動画の流出で悲観的にならなくても良いんだよ、死ぬなんてとんでもないよ、
というメッセージを発信しているとも思えなくはない。
中年夫婦と未婚の10代の少女とでは同じには語れないけど。

プライバシーを守られる事も大事だけど、
今よりももうちょっと明るい視点でセックスを捉えられると良いのかな。


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