ネタバレ注意


６月末の旅行中に、J-comの機械調整だとかで録画が出来ておらず、
第３シーズン後半の１話分を見逃してしまった。
何とも悔しい。再放送がいつまたあるか。

とりあえず、話の展開は分かるので、見進めた。


通称カーバーという、強姦切り裂き魔の事件が第３シーズンの主軸となる。
人工的な美を作り上げて、人の価値を定めてしまう美容形成に問題提起をする。
スタート時からリアルな手術シーンを見せ、冒険的な映像を繰り広げてきたが、
第３シーズンはカーバー事件が中心となる事で、ホラーの様相を呈してきた。

カーバーの正体は、ヘルプで来ていた外科医クェンティンだった。
しかし、この犯人像も二転三転する。
クェンティンは５α-還元酵素欠損症という非常に稀な遺伝性疾患で、
男性の外性器が全く成長していない。
（医学的な事は正確には分からないので、ここではドラマの中での説明による。）
一旦は容疑者から外されたが、ショーンとクリスチャンに正体を突き止められ、
二人をを殺害しようとした時、捜査官キットに射殺される。

ところが、キットはクェンティンの実の妹で、
射殺は二人で逃亡を図る為の偽装だった。

クェンティンとキットが逃亡先のリゾート地でまた別の獲物を物色するところで
シーズンとしての事件は終結する。
他にも第３シーズンでは、ショーンの息子マットが
ナチかぶれの親子に殺されそうになったりと、なかなかハードな展開。


スキャンダラスなエピソードと、人間性を探るエピソードの両方が交錯し、
見応えのある展開。
第４シーズンの放送も始まって、まだまだ先が楽しみ。
第６シーズンまで製作されたそうで、全部放送してくれると嬉しいのだけど。

優れた美容形成手術にも、それなりの限界はあるわけなんだけど、
カーバーに無残に切りつけられた傷跡を、跡形も無くサクサク修復していく。
実際にはどの程度まで本当に修復されるものなんだろうか。