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マンガ家Mの日常
元々殆どマンガを読んでいなかったのだけど、
(ずっと以前に説明した通り、仕事上の影響を考慮して。)
ネットニュースの合間に流れて来るマンガをチラホラ読んでしまう。
箸にも棒にもかからない、質の悪い企画ものっぽいのも多いけど、
サイトがお勧めする作品では、注目作もあり、気になる。

少し前まではエッセイ的なマンガが多く流れて来たが、
最近では、紙媒体と同様のタイプの作品も出て来る。
まとめて最後まで読めるのもあって、
ラストがわからずにイライラさせられたりせずに助かる。

家族を描いた作品を幾つか拝読。
作者は大手で仕事している方々だけあって、
構成や心理描写が非常にしっかりしていて、読み応えがあった。

ただ、
ラストが綺麗にまとめられているのが、逆に気になった。

読み切りマンガなので、それなりにまとめて終わらなければならない。
でも、こと、家族の問題なんて、現実ではそうそう上手く片付く筈も無い。
それなりに長く生きてきて、そう思う。

リアルな家族模様を描いているようで、結果はファンタジーでしかないのは、
マンガとして「罪」なように思えてしまう。

欠けた茶碗は元には戻らない。
流行りの金継ぎで見た目は綺麗に修復しても、それは見せかけでしかない。
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