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マンガ家Mの日常
「羊達の沈黙」で世界的にブレークしたトマス・ハリスのミステリースリラー
「レッド・ドラゴン」をベースにしたドラマシリーズ。
タイトル通り、ハンニバル・レクター博士が中心となっている。

殺人と人肉食に取り憑かれたサイコパスの犯行と精神世界を
残忍かつ冷酷で、芸術的美しさで描き出している。

TVドラマでここまでやって良いものなのか。
そのせいなのか、本国アメリカではシーズン1の第4話が放送されていないらしいし、
シーズン3で打ち切りが決定してしまった。
打ち切りは違法ダウンロードが原因とされているらしい。
マニアが多かったんだろうね。

これ程までに重量感のある作品を長期間続けるのは
制作者側にとっても厳しい作業だろうけど、
映画とはまた異なる斬新な描写が素晴らしく、打ち切りは残念。
今ケーブルでシーズン2の終わりがけを放送中。
シーズン3で有終の美を飾ってもらうことを望むしかない。

シーズン2ではヴィンチェンゾ・ナタリも監督を務めている。
「CUBE」がもうどうにも気色悪くて、カナダのホラー映画は2度と見ない、
と思わされた監督。

ハンニバル役はデンマークの至宝マッツ・ミケルセン。ひたすら不気味。
FBIの捜査に協力する犯罪分析の専門家ウィル役は英国のヒュー・ダンシー。
陰鬱なドラマなだけに、欧州の俳優の陰影の深いイメージが必要だったのだろうか。



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