昨夜、時間が押し迫り、記事が途中となっていました。
残りを書きます。
夫への軽い失望と、校長兼経営者としての責務と、アンドレとの再会で、
ポーレットは古い考えから脱却しつつあった。
「女性」の象徴であるスカートを脱ぎ捨て、活動的なズボンを履く。
折しも、卒業後に年配男性との結婚を強いられる事になった女子生徒が
自殺未遂を起こす。
その不条理に怒り、ポーレットはこれまでの良妻賢母教育を打ち捨て、
女性も自由を求めるよう声を上げる。
翌1968年5月、学校のイベントで皆でパリに行く事になるが、
パリ5月革命の騒乱で道路が渋滞し、バスが動けなくなる。
ポーレットと生徒達はバスを降りて徒歩でパリを目指す。
ジュリエット・ビノシュのコメディエンヌぶりが冴えている。
他の出演者も個性的な役柄を楽しく演じている。
修道女のマリー=テレーズは、なんと、
戦時中はレジスタンスの一員として活躍していたという経歴の持ち主で、
車の運転もこなすし、必要とあればライフルもぶっ放す強者。
引っ込み思案なジルベルトは、ロベールから無償労働をさせられていた。
アンドレにほのかな恋心を寄せるが、ポーレットとの仲を知り失恋すると、
長い髪をすっぱり切って現代風にイメチェンし、活動的になる。
彼女達にも、女性の秘めたる力を感じさせられる。
それにしても、60年代後半のフランスで、このような花嫁学校があって、
良妻賢母を強いられていたというのが軽い驚き。
日本でも、女子短大なんかはほぼ花嫁学校だったろうね。
ラストシーン、バスを降りてパリを目指して果敢に歩き続ける。
エッフェル塔が見えるところまでは来ているけれど、
おそらく徒歩で行くにはまだ楽ではない旅路が残っている。
それは、真の女性解放の道程もまた、
遠く、苦難の連続である事を示唆している。
女性達は、いつか辿り着ける自由を信じ、歩き続ける。
ついでながら、
アンドレがポーレットへの愛と女性への敬意を示すべく、
建物の壁から落ちそうな危機的状況の中、
料理のレシピを語るシーンも良い。
(完了。)
残りを書きます。
夫への軽い失望と、校長兼経営者としての責務と、アンドレとの再会で、
ポーレットは古い考えから脱却しつつあった。
「女性」の象徴であるスカートを脱ぎ捨て、活動的なズボンを履く。
折しも、卒業後に年配男性との結婚を強いられる事になった女子生徒が
自殺未遂を起こす。
その不条理に怒り、ポーレットはこれまでの良妻賢母教育を打ち捨て、
女性も自由を求めるよう声を上げる。
翌1968年5月、学校のイベントで皆でパリに行く事になるが、
パリ5月革命の騒乱で道路が渋滞し、バスが動けなくなる。
ポーレットと生徒達はバスを降りて徒歩でパリを目指す。
ジュリエット・ビノシュのコメディエンヌぶりが冴えている。
他の出演者も個性的な役柄を楽しく演じている。
修道女のマリー=テレーズは、なんと、
戦時中はレジスタンスの一員として活躍していたという経歴の持ち主で、
車の運転もこなすし、必要とあればライフルもぶっ放す強者。
引っ込み思案なジルベルトは、ロベールから無償労働をさせられていた。
アンドレにほのかな恋心を寄せるが、ポーレットとの仲を知り失恋すると、
長い髪をすっぱり切って現代風にイメチェンし、活動的になる。
彼女達にも、女性の秘めたる力を感じさせられる。
それにしても、60年代後半のフランスで、このような花嫁学校があって、
良妻賢母を強いられていたというのが軽い驚き。
日本でも、女子短大なんかはほぼ花嫁学校だったろうね。
ラストシーン、バスを降りてパリを目指して果敢に歩き続ける。
エッフェル塔が見えるところまでは来ているけれど、
おそらく徒歩で行くにはまだ楽ではない旅路が残っている。
それは、真の女性解放の道程もまた、
遠く、苦難の連続である事を示唆している。
女性達は、いつか辿り着ける自由を信じ、歩き続ける。
ついでながら、
アンドレがポーレットへの愛と女性への敬意を示すべく、
建物の壁から落ちそうな危機的状況の中、
料理のレシピを語るシーンも良い。
(完了。)
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