忍者ブログ
マンガ家Mの日常
少し話題が古くなったかも。
とある若手俳優がTwitterで韓流ドラマの攻勢に反発をつぶやいたところ、
賛同者がTV局の前でデモを行ったって、ニュースでやってた。

何でそんな事をするんだか、訳がわからん。
確かに韓国では国策の一環としてエンターテインメントを振興していて、
それは遠回りには 政治的プロパガンダと繋がるのかもしれないけれど。
例えそうだとしても、TVドラマなんて、結局は視聴者次第なんだから、
嫌なら見なければ良いだけの話だし、
仮に作品が不出来だったら視聴者が離れて 番組は打ち切りになる、
それだけの話。

政治的プロパガンダと言うなら、
TVが始まったばかりの頃、日本独自の番組が足りなかったからか、
アメリカのドラマを沢山放送していた。
戦後復興で まだ暮らし向きが豊かでなかった日本人の目には
「奥様は魔女」だとかのスマートな生活様式が憧れとして映った。
そうして、日本の生活はアメリカナイズされていった。

韓流ドラマがプロパガンダだとする 主張の内容が伝わってこないので
コメントのしようがないのだけれど...。

デモの元となった俳優さんのつぶやきって、結局のところ、
韓流ドラマにTVの放送枠取られて、自分に良い仕事が回って来ない、
そんな嫉妬心とか、焦りとかだったんじゃないかしら?
本人が良い仕事に就いていて それに集中していれば
他がどうだろうと そんなに気になりはしないからね。

私自身韓流のドラマとかコンサートとか 殆ど見てなくて、
さほど興味がないから、TV見てて、たまに韓流の乱発にげんなりしなくもない。
でも、最近の20歳前後の韓流スターの人達の頑張りは立派。
歌やダンスのレッスンはもとより、とにかく皆日本語をよく勉強して来ている。
あれだけちゃんと日本語ができれば、受け入れを断る理由がみつからない。

それに対して、当の俳優さんを含め、
日本の芸能人って やや不勉強なんじゃないだろうか。
Twitterもファンとの交流という役を果たしてはいるけれど、
それやる前に すべき事はもっと他に沢山あるだろう。
歌、踊り、アクションなんかのパフォーマンスは長い年月かけて訓練しないと
身に付かないものだし、
お芝居や映画を見たり 本を読んだりして、内面を鍛えるのも大切。
実際、実力のあるベテランの人達はそうした勉強をしてきている。

韓流ドラマが沢山入って来るのが シャクに触るんだったら、
逆に韓国語を習得して 韓国にオーディション受けに行って
韓流ドラマに出演しちゃうとかさ。
でなけりゃ、英語を習得してハリウッド進出しちゃえば、
チャンスは限りなく広がる。(可能性としてね。)
それこそ今、アメリカの映画やドラマって アジア系俳優を起用するブームで、
レギュラーとして定着しつつあるんだから。 やってみれば良いんだよ。

それに、アメリカの俳優さんって、俳優として画面に登場するだけじゃなく、
演出なんかにもどんどんチャレンジしていってる。
クリント・イーストウッドは別格としても、
エリック・ストルツやエミリオ・エステベスなんかは
まだ若手の頃から演出に乗り出して、地味ながらも良い作品を作ってる。
「ER」のローラ・イネスだとかは、既に演出が本業になりつつあるくらい。

日本はシステムが違って、俳優が演出には参加しづらいのかもしれない。
でも、だったら 脚本を書いてみるとかね。
スタローンだって めげずに脚本を書いてチャンスを掴んだ。
本木雅弘だって、普段から色々なジャンルの読書をしてるから
「おくりびと」を発掘、成功させる事ができた。
やれる事はいっぱいある。 
すぐには実らなくても、粘って努力を積み重ねる事が大切。

俳優業って運もあるから、
当の俳優さんも ちょっとへこんでた時期だったのかもしれない。
...でも、一視聴者として見れば、
生まれ持った容姿の美しさで得をしてる面が多くあって、
やっぱりちょっと甘えてるんじゃなかろうかって思える。

日本のドラマや映画が面白ければ、観客は自然と付いて来る。
...かけてるお金の額が違うから 仕方ないんだけど、
私がアメリカのドラマ中心に見ちゃうのは 
やっぱりそっちの方が 質が高いから。
日本のドラマって、エピソードに細かい無駄が多かったり、
かなり売れてる俳優さんでも、滑舌が悪くて、何言ってるかわかんなくて
イライラさせられる事が多々あって、面倒臭くなっちゃった。
その点、海外ドラマの吹き替えの声優さんは発声がしっかりしてて、
だからこそ海外ドラマを見ちゃうのかな。

日本の映画なんかは それなりに質の高い物もあるように思うんだけど、
何と言うか...、いろんな事がうまくかみ合ってないのかもなぁ。
PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック