例えば、かつてのメグ・ライアンとか、
キャスリン・ハイグル、リース・ウィザースプーンのようなヒロインの
ラブコメディで気楽に楽しみたいと時々は思うのだけど、
そういう映画って、案外少ない。
映画は大体はWOWOWで録画して見ているから、
WOWOWの編成者の選択によるのか?
交通事故で妻を失った男性が、心の再生を図るストーリー。
少し前に見た映画「誰のせいでもない」では、
交通事故で幼児を死なせてしまった男性が、心の再生を図っていた。
最近、こういうのが多いような?
中高年男性も心が傷付いてるって伝えたいのかな。
デイヴィスは妻のジュリアと車で同乗中事故に遭い、妻を失くす。
茫然自失状態。
妻を愛していなかったという思いから、無感覚に陥る。
義父フィルから「壊れた物は一度分解して、性能を理解してから組み立て直す。」
と言われたことが引き金になって、身近な物を分解し始める。
次第にエスカレートして、会社のトイレのドアやPCまでも分解。
最初同情的だったフィルも業を煮やし、デイヴィスに休みを取らせる。
デイヴィスは近所の家の解体工事にまで加わる。
ジュリアが亡くなった病院で、お菓子の自販機が作動せず、
メーカーに苦情の手紙を延々書き連ねる。
手紙を読んで同乗した苦情係のカレンと知り合いになる。
シングルマザーのカレンには一応恋人がいるが、カレンは冷めている。
しかし、デイヴィスとは一線を引き、ベッドインはしない。
デイヴィスはカレンの息子で停学中の問題児クリスとも親しくなる。
クリスは自分がゲイではないかと悩んでいて、その後酷い暴力に合う。
デイヴィスは自宅を破壊している最中に、引き出しの中にあった封筒を発見。
その中には胎児のレントゲン写真が入っていた。
ジュリアは妊娠していた事を夫のデイヴィスに隠していた。
義父母から、写真は別の男性の子だったので堕胎したのだと聞かされ、
ショックを受けるが、同時に、ジュリアは
デイヴィスが仕事で不在がちで心が離れていっている事を悲しんでいた事も知り、
デイヴィスもまた、ジュリアを深く愛していた事を再認識する。
全てが分解された後に再生を果たした。
前半のグダグダと悩み沈んでいる様子が面倒で、退屈に感じられた。
中年男が、自分一人悩み傷付いていると思い込んでいる姿って、鬱陶しい。
カレンの息子クリスが登場した辺りから徐々に空気が動き出す。
自分より弱くて助けを必要としている存在を目の前にした事で、
意識が外に向けられるようになったのだろうか。
クリスからゲイの悩みを告白されたり、
ジュリアの妊娠、堕胎を知らされた辺りから、
何かの栓が抜けたように、新鮮な空気が入って来て、一気に決着を迎える。
エンディングの爽快感と解放感。
少し気になる部分があって、前の方をチラッと見返すと、
登場人物達の心情に寄り添える感じがして、もう一度初めから見たくなった。
ネットで他の方の感想をいくつか読んでみると、やはり評価が割れている。
それだけ、観客に考えさせる力のある作品だとも言える。
単純なお涙頂戴のラブストーリーではないしね。
カレンの登場自体が、デイヴィスの幻想ではないかという意見もあった。
成る程なぁ。
義父フィル役のクリス・クーパーが印象に残る。
結婚式の回想シーンで、花嫁に付き添う幸せな父親から、
一瞬で、気に染まない花婿に冷酷な軽蔑の視線を向ける、その凄み。
自慢の掛け時計が分解されそうで、慌てて運び出させるシーンは笑えた。
他の人に今作を勧めるかどうかはちょっと難しい。
こうした複雑な映画について、
じっくり話し合える映画友達がいてくれると良いんだけどな。
邦題はちょっと分かり難いけど、
ジュリアがデイヴィスの車のサンバイザーにこっそり忍ばせたメモ書きで、
「晴れた日には私を思い出してね。」っていうメッセージから。
キャスリン・ハイグル、リース・ウィザースプーンのようなヒロインの
ラブコメディで気楽に楽しみたいと時々は思うのだけど、
そういう映画って、案外少ない。
映画は大体はWOWOWで録画して見ているから、
WOWOWの編成者の選択によるのか?
交通事故で妻を失った男性が、心の再生を図るストーリー。
少し前に見た映画「誰のせいでもない」では、
交通事故で幼児を死なせてしまった男性が、心の再生を図っていた。
最近、こういうのが多いような?
中高年男性も心が傷付いてるって伝えたいのかな。
デイヴィスは妻のジュリアと車で同乗中事故に遭い、妻を失くす。
茫然自失状態。
妻を愛していなかったという思いから、無感覚に陥る。
義父フィルから「壊れた物は一度分解して、性能を理解してから組み立て直す。」
と言われたことが引き金になって、身近な物を分解し始める。
次第にエスカレートして、会社のトイレのドアやPCまでも分解。
最初同情的だったフィルも業を煮やし、デイヴィスに休みを取らせる。
デイヴィスは近所の家の解体工事にまで加わる。
ジュリアが亡くなった病院で、お菓子の自販機が作動せず、
メーカーに苦情の手紙を延々書き連ねる。
手紙を読んで同乗した苦情係のカレンと知り合いになる。
シングルマザーのカレンには一応恋人がいるが、カレンは冷めている。
しかし、デイヴィスとは一線を引き、ベッドインはしない。
デイヴィスはカレンの息子で停学中の問題児クリスとも親しくなる。
クリスは自分がゲイではないかと悩んでいて、その後酷い暴力に合う。
デイヴィスは自宅を破壊している最中に、引き出しの中にあった封筒を発見。
その中には胎児のレントゲン写真が入っていた。
ジュリアは妊娠していた事を夫のデイヴィスに隠していた。
義父母から、写真は別の男性の子だったので堕胎したのだと聞かされ、
ショックを受けるが、同時に、ジュリアは
デイヴィスが仕事で不在がちで心が離れていっている事を悲しんでいた事も知り、
デイヴィスもまた、ジュリアを深く愛していた事を再認識する。
全てが分解された後に再生を果たした。
前半のグダグダと悩み沈んでいる様子が面倒で、退屈に感じられた。
中年男が、自分一人悩み傷付いていると思い込んでいる姿って、鬱陶しい。
カレンの息子クリスが登場した辺りから徐々に空気が動き出す。
自分より弱くて助けを必要としている存在を目の前にした事で、
意識が外に向けられるようになったのだろうか。
クリスからゲイの悩みを告白されたり、
ジュリアの妊娠、堕胎を知らされた辺りから、
何かの栓が抜けたように、新鮮な空気が入って来て、一気に決着を迎える。
エンディングの爽快感と解放感。
少し気になる部分があって、前の方をチラッと見返すと、
登場人物達の心情に寄り添える感じがして、もう一度初めから見たくなった。
ネットで他の方の感想をいくつか読んでみると、やはり評価が割れている。
それだけ、観客に考えさせる力のある作品だとも言える。
単純なお涙頂戴のラブストーリーではないしね。
カレンの登場自体が、デイヴィスの幻想ではないかという意見もあった。
成る程なぁ。
義父フィル役のクリス・クーパーが印象に残る。
結婚式の回想シーンで、花嫁に付き添う幸せな父親から、
一瞬で、気に染まない花婿に冷酷な軽蔑の視線を向ける、その凄み。
自慢の掛け時計が分解されそうで、慌てて運び出させるシーンは笑えた。
他の人に今作を勧めるかどうかはちょっと難しい。
こうした複雑な映画について、
じっくり話し合える映画友達がいてくれると良いんだけどな。
邦題はちょっと分かり難いけど、
ジュリアがデイヴィスの車のサンバイザーにこっそり忍ばせたメモ書きで、
「晴れた日には私を思い出してね。」っていうメッセージから。
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