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マンガ家Mの日常
再び自虐的?

ドリュー・バリモアの恋愛コメディー。
新聞社の研修でサンフランシスコからNYに来た主人公が 運命の男性と出会う。
でも、NYは不況で、研修終了後は新聞社に雇ってもらえず、
サンフランシスコに戻らなければならなくなった。
それで彼氏と遠距離恋愛が始まる。

遠距離恋愛のじれったさとか焦りみたいなものが
エピソードであまり語られていないので、その辺が弱い。
近場の相手とちょっとイイ感じになりかけたりとか、
電話がすぐに通じなかったりだとか、
そういうわかり易いエピソードはある訳なんだけど、
何か、もうひとつふたつ、遠距離ならではっていうエピソードがあると
もっと感情移入できたと思うんだけど。

主人公は地元の新聞社の選考に受かって、就職が決まりそうになる。
でも、彼氏との生活を選んで、仕事を蹴ってNYに来る決心をする。
...ところが、彼女の落胆ぶりを気にした彼氏に
自分と別れて、地元の新聞社に就職するよう促され、そうする。

何でだ! 
邦題のサブタイトルは「彼女の決断」なのに、
男の指示に従っただけだろが!!!
彼氏との生活の為に仕事を捨て、彼氏に言われて判断を撤回する。
自らの人生に対しての 主体性も決意も、何も無い!!!
アメリカ映画で描かれる女性像って、未だにこんなレベル。

挙げ句、映画は6ヶ月後、彼氏が転職してLAに移り住み、連絡して来て再会。
LAとサンフランシスコって、同じカリフォルニア州でもかなり距離があって
飛行機で1時間かかるんだけど、頑張れば会える距離。
で、元さやになって めでたしめでたし。
なんじゃそりゃ!
上辺のハッピーエンドでごまかすな!

お気楽に見てれば良かったんだろうけど、
こういう無反省な映画の刷り込みって、ホントは怖いんだよ。

ドリュー・バリモアが、知的だけどちょっとぶっ飛んだ女の子を演じてる。
研修中の大学生って言う設定なんだけど、えっ、ドリューって、今何歳?
顎や首のラインにどうしても年齢が見えて来る。
容姿はともかく、ぶっ飛び加減も堂に入り過ぎてて、良いんだか悪いんだか。
年齢相応の若手にやらせても良かったんじゃないのかなぁ。

「Gossip Girl」のレイトン・ミースターが初めにちょこっと顔を出す。
上手く映画にシフト出来ると良いね、頑張って。

「SATC」で短期間キャリーの恋人役だったロン・リビングストンも
ちょこっとだけ出てる。 もっと目立たないと。
ところで、ジーザス・ジョーンズって、
当時、それなりに良かったと思ってたんだけど、
あのネルソンと並べて語られるような一発屋だと見られてるの?

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