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マンガ家Mの日常
気をつけて!ネタバレ有り!

北欧ミステリーと言う事で、やはり「KILLING」のサラ・ルンドのイメージが
先行していたが、地味な印象で服装も色気の無いサラに比べると
「ブリッジ」のサーガは若い金髪美女で、
革のパンツがセクシーなボディラインを強調しているし、
部署内でいきなりTシャツの生着替えをしたり(パーソナリティ障害の為?)
クラブで男性をナンパしたり、というサービス場面も多くある。
サーガ役のソフィア・ヘリーンには口元にはっきりとわかる傷がある。
アメリカの女優だったら、美容整形でなんとか修復するところなんだろうけど、
こちらはおかまい無し。

サラが特殊だったと言う訳では無く、サーガにしても、他の出演者にしても、
女性が男性に媚びていない。
服装に関しては気候が厳しくてそうもおしゃれをしてられない事情はあるにせよ、
アメリカの映画やドラマのように、
そこそこ社会的地位があっても無くても、
女性に「カワイコちゃん」を求められるといった様子が見られない。
これは、スウェーデンやデンマークで女性の社会的地位が高い事を証明している。
完全に男女平等とまではいかなくても、
日本やアメリカに比べるとかなり進んでいるように見られる。

アメリカのドラマで、女性に常に若さと美貌と男性への媚びを求められるのが
見ていて時々シンドくなる。
その点で、「キリング」にしても「ブリッジ」にしても小気味良かった。
アメリカのドラマの暗さやシリアスさがシンドく感じられるのと対照的に、
北欧ものはこれほど悲惨な猟奇的連続殺人事件が題材でも、
世界観全体が重くなり過ぎず、余分なプレッシャーを感じずに見られる。
精神的に自立していて、他者との距離感がやや広めだからだろうか。

もう少し北欧系の精神構造に関して知ってみたいと思う。

(まだまだ続く。)


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