忍者ブログ
マンガ家Mの日常
ライブで見たいけど、同時通訳が聞き取り難かったりするので、
夜放送の字幕版を録画して、見ている。
受賞の感動を味わいたいので、出来れば結果を知らずに見たい。
極力、新聞やTV、ネットのニュースを見ないようにするけれど、
今回は、Facebookが鬼門だった。
ブラッド・ピットの助演男優賞と、
「パラサイト」の作品賞が分かってしまった。

ホアキン・フェニックスの主演男優賞は、限りなく100%に近いと思っていて、
その通りになった。

その勢いで「ジョーカー」の作品賞もあり得るかと思ったけど、
「パラサイト」が国際映画賞の部門のみならず、
わざわざ作品賞にノミネートされてる時点で、
この作品に賞を獲らせる為にノミネートされたと理解すべきだった。

アカデミー賞は、本来はハリウッドのお祭りだから、
アメリカ国内の映画だけで祝っても構わない。
外国の作品を外したとしても、差別には当たらない。
でも、アメリカ自体が様々な人種を抱え、
作品に携わる人達もグローバルになって来たので、
国籍による仕分けはもはや通用しなくなった。
ここ数年は、アレハンドロ・イニャリトゥやギレルモ・デル・トロといった
メキシコの映画監督が作品賞や監督賞を受賞しており、
そうした多様性の流れで、アジアの映画にも賞レースへの道が開けた。
作品賞を獲って然るべき映画は、過去に沢山あっただろうけどね。
日本の映画監督達も、いよいよ狙いに行く時が来て、ワクワクしてるだろう。
特殊メイクで受賞したカズ・ヒロ氏は、
日本では活躍の道が開けないから嫌だ、として、日本国籍を捨てたらしいけど、
グローバルな門戸が開かれれば、これから少しずつ変わって行くに違いない。

作品賞については、果たして「パラサイト」がそこまで抜きん出ていたかどうか。
他の作品もバランスが良くて、優れているけれど、
感動の新鮮味という点で、今少し賞に手が届かず、「パラサイト」に有利に働いた。

主演女優賞は激戦だったように思う。
発表直前の紹介映像を見ると、
ジュディ・ガーランドを演じたレネ・ゼルウィガーが良かった。
そう思った直後に受賞したので、自分の見る目に少し自信が湧いた。
プレゼンターが、前年主演男優賞を受賞したラミ・マレックで、
どちらも、実在のスーパースターをコピーしたわけで、
演じるに当たって、個性の強いお手本があったというのは、力になったように思う。

シャーリーズ・セロンにも惹かれた。
芯の強さを感じる。
シアーシャ・ローナンはいずれ獲るとして、
次はスカーレット・ヨハンソンが来るだろう。
バトルコミックのヒロインばかり演じて、ちょっと評判を落としていたけど、
「マリッジ・ストーリー」で、別の扉を開いた。


色々偉そうに言ってるけど、
まだどれも観てない。
映画館に行かなくなっちゃったからね。
半年待ってWOWOWで観る。
その方が安上がりで、気楽に映画を楽しめる。
事前に全部観て、しっかり予想するのが楽しいだろうとは思いつつ。

iPhoneから送信
PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック