本当はLIVEで見たいのだけど、同時通訳では本人達の声が聞こえなくなるので、
夜の字幕版を録画して、追っかけ再生で見た。
３時間の長丁場。眠い。

ノミネート作品をまだどれも見ていないので、賞については予想出来ず、
妥当かそうでないかも全く分からない。
でも、全体の行方としては妥当なのかな。上手く調整されてる感じ。

「マッドマックス　怒りのデス・ロード」は音響とかそういった部門ばかり。
「レヴェナント　蘇えりし者」は主演のレオナルド・ディカプリオと
監督のアレハンドロ・イニャリトゥがスター性を発揮して、それぞれ受賞。
「スポットライト　世紀のスクープ」が社会派作品として評価され、
脚本賞、作品賞といった要の賞を獲った。

それにしても、神父による児童虐待という深刻なテーマを扱った作品で、
日本の副題が「世紀のスクープ」ってのは下品だね。
スクープ記事が成功して大喜びしてる記者のいやらしい顔が浮かんで来そう。

「オデッセイ」は「インターステラー」を見た後では、笑っちゃいそう。
マット・デイモンの宇宙飛行士、この後自分だけ助かりたいばっかりに、
仲間を騙して犠牲にするのか？ってね。

主題歌賞はサム・スミスが持ってった。
歌の旨さが際立っていた。
頑張ってダイエットしたとかで、痩せてジャスティン・ティンバーレイクみたいな
イケメンになっている。びっくり。

レディガガの注目度は常に高いけど、
個人的には、それ程までに歌が上手いとも思わないんだよね。
勿論上手いんだけど。
セリーヌ・ディオンやバーブラ・ストライザンドと比べるからいけないのかな。

受賞者のスピーチをスムーズにするべく、
スピーチとは別に、感謝する人達の名前が字幕で流れるようになった。
あの場で会社や関係者の名前をズラズラ挙げられても、視聴者はシンドイしね。
もうちょっと身のある事を言えば良いのに、と思う。
レオナルド・ディカプリオの環境問題に関するスピーチは
しっかり準備して来たんだね。

今年は何故か黒人のノミネートが全く無かった事から、
式の前から差別解消の為の取り組みの話題が出ていた。
それを受けて、クリス・ロックのジョークもキレまくっていた。
日本の地上波TVの番組だと、こうしたジョークは無理だろうな。
結構辛辣な内容だったのに、会場の皆が賛同して笑っていたのは良かったね。

特にこれといったハプニングも無く、穏やかに終了した。

ノミネート作品を見られるのは、１年後のWOWOWの放送になるのかな。
黄色くてちっちゃい働き者は気長に待ってるよ。