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マンガ家Mの日常
あ、WOWOWプライムでの放送だから吹き替えだと思っていたのに、字幕だわ。
この辺りのTV映画的なサスペンスは吹き替えで見たい。

北欧ミステリーらしい作品。
本国デンマークでは原作小説も大ヒットしているらしい。
「特捜部Q」ってのが、なんか古めかしい感じがしないでも無いけど。
「マックQ」とか「ウルトラQ」とか。
主演のニコライ・リー・コスは「KILLING3」に出てた刑事かな。


刑事のカールは強引な捜査で、部下1名を失い、もう一人は半身不随。
責任を取らされる形で、資料室に配属される。
未解決事件の書類の齟齬の見直しが本来の業務だったが、
5年前の女性議員の自殺事件で矛盾を見出し、
アシスタントのアサドと共に勝手に捜査を始める。

女性議員ミレーデには、解離性障害の弟ウフェがいて、
ウフェの僅かな反応を元に事件の犯人と思われる男を突き止める。
しかし、再び強引な捜査で、上司にバレて、二人とも停職。
しかししかし、停職でも更に勝手に捜査を続け、見事に事件解決!
カールは殺人課に復職を勧められるが、特捜部Qでの仕事に意義を見出し、
アサドと共に続行する。


北欧ミステリーが好きな人にはぴったりの作品でした。
最近はどうしてもハイテク捜査の時代になってしまって、
ネット上で捜査が進行してしまうつまらなさ。
こういう昔ながらの足で稼ぐ捜査の仕方の方が、やっぱり面白みがある。
アナログな捜査を見せる為もあって、解離性障害のウフェが設定されたのかな。

犯人とミレーデの過去の繋がり、犯人の生い立ち等のシーンの表現も良かった。
また何と言っても、ミレーデを拷問し、殺害する為の装置が特徴的。
巨大な加圧室を作り、その中に監禁し、長い年月加圧してジワジワと弱らせ、
5年経った頃、一気に減圧すると、血管が破裂して死に至る、という仕掛け。
まぁ、そこまでしなくても、サッサと殺せば?とは思うのだけどね。
見応えがあった。

途中、BGMがやや説明的でうるさい感じがする箇所がいくつかあったかな。

次回作も期待。
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